iCDタスクディクショナリの大幅拡充について
一般社団法人iCD協会が、iCDタスクディクショナリを刷新しました。これまでに行っていたタスクの追加が、グローバルスキル標準であるSFIA(Skills Framework for the Information Age)との連携によって大幅に拡充されました。この新たなバージョンは、特に技術者のスキル評価や育成において、非常に重要な役割を果たすことが期待されています。
これまでの進化
iCD協会は、これまでSFIAのバージョンアップやデジタルスキル標準の発表に合わせて、タスクの追加を行ってきました。これにより、既存のiCDユーザーからの多くの要望にも応えつつ、大分類単位でのタスクの追加を進めてきました。これまで公表してきたタスクの中には、特に重要なものが多数含まれています。これらの追加によって、ユーザーはより精度の高い人材ポートフォリオを作成可能になります。
今回のタスク拡充
今回の取り組みでは、従来の大分類に加え、中分類を追加する手法も新たに採用しました。それにより、これまで以上に細かく、ターゲットのスキルに応じたタスクをカバーできるようになりました。具体的には、以下のタスクが追加されました。
大分類レベルで追加したタスク
1.
エンタープライズアーキテクチャ(EA01)
2.
サイバーディフェンス(CD01)
3.
安全管理(MC11)
4.
スキル管理(SS01)
5.
スキル開発(SS02)
中分類レベルで追加したタスク
- 「IT製品・サービス戦略策定(ST03)」に追加
- 「情報セキュリティマネジメント(MC03)」に追加
- 「データマネジメント(MC04)」に新中分類として追加
- 「コンプライアンス(MC07)」に追加
- 「コンプライアンス(MC07)」に追加
- 「新ビジネス・新技術の調査・分析と技術支援(CM05)」に追加
- 「基盤システム構築(DV04)」に追加
- 「基盤システム構築(DV04)」に追加
- 「マーケティング・セールス(CM01)」に追加
これらの追加により、合計で5つの大分類および9つの中分類が新たに設定されました。これにより、スキルのより深い理解と評価が可能になることが見込まれています。
Wings対応
また、今回のタスクの拡充に伴い、SFIAとiCDとの整合性を考慮したWingsⅡやWingsⅢの改訂も行われました。これらの改訂に関する詳細は、新サービスのリリース時にあわせて公開される予定です。
今後の展望
iCD協会は今後も、業界のニーズに応じたタスクディクショナリの拡充と進化を続けていく考えです。ユーザーからのリクエストやフィードバックを基に、さらなる充実を図っていく方針です。
今後は、さらなる技術者の育成と評価の標準化といった大きなテーマを掲げ、皆様と共に進んでまいります。新しいタスク構成をぜひご確認いただき、貴重なご意見をお寄せください。
一般社団法人iCD協会について
- - 本社所在地: 〒101-0046 東京都千代田区神田多町2-2-22 千代田ビル6F
- - 理事長: 金 修
- - 設立: 2018年2月
- - 事業概要: 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が公開した「iCD(iコンピテンシ ディクショナリ)」に関する調査及び研究、普及啓発及び指導、情報の収集及び提供等
- - URL: iCD協会ウェブサイト