BOSCOオリーブオイル植林
2024-07-02 19:54:52

日清オイリオグループ、BOSCOオリーブオイル生産農園に植林!持続可能な原料調達へ

日清オイリオグループ、BOSCOオリーブオイルの生産農園に植林!持続可能な原料調達へ



日清オイリオグループ株式会社は、主力ブランドであるBOSCOオリーブオイルの主な生産地である南イタリアのオリーブ農園に、オリーブの木を植林しました。近年、気候変動や病害の影響でオリーブの生産が不安定化する中、持続可能な原料調達を目指した取り組みです。

オリーブオイルは、スペインやイタリアを中心とした地中海沿岸のヨーロッパで世界の約6割が生産されています。しかし、近年、気候変動の影響で不作が続いており、世界的に需要と供給のバランスが崩れています。さらに、イタリアでは、オリーブの木を枯死させるピアス病原菌の感染拡大が深刻化しており、今後5年間でイタリアにおける枯死による経済損失は52億ユーロに達すると推計されています。加えて、多くのオリーブの木は植え付けから年数が経ち、老木化が進んでいます。その結果、生産性が低下し、安定的なオリーブオイルの供給が危ぶまれています。

このような状況下で、日清オイリオグループは、イタリアの干ばつやピアス病菌の影響を受けた2つのオリーブ農園に、ピアス病菌への耐性が強い品種のオリーブの木を植林しました。今年の植林では、約1,200本のオリーブの木が植えられました。今後も継続的に植林を進めていく予定です。

同社グループは、「日清オイリオグループビジョン2030」の中で、「信頼でつながるサプライチェーン」を重点領域の一つに掲げています。持続可能な方法で生産された原料を用い、将来にわたって安定したサプライチェーンを構築することを目指しています。今回の植林は、病原菌に耐性のある品種の若いオリーブの木を用いることで、厳しい環境下にあるオリーブ生産の安定化に貢献することが期待されています。

日清オイリオグループは、今後も持続可能な原料調達に向けて、生産地と共に課題解決に取り組んでいく方針です。大切な植物油を将来にわたってお客さまに届け続けるために、生産地との連携を強化し、安定的なオリーブオイルの供給体制を構築していきます。

BOSCOオリーブオイルとは



BOSCOオリーブオイルは、1996年に発売された日本初のオリジナルオリーブオイルブランドです。長年、多くのお客さまから愛され続けてきました。主に南イタリア産の原料を使用しており、地中海の太陽をたっぷり浴びた、希少な早摘みのグリーンオリーブから作られています。ポリフェノールを豊富に含み、フレッシュで爽やかな味わいが特徴です。

今回の植林は、BOSCOオリーブオイルの品質と安定供給を確保するための重要な取り組みです。日清オイリオグループは、今後もサステナビリティを重視した取り組みを積極的に推進し、安心安全な食を提供していきます。


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