高砂製作所、新ロゴを発表
アンリツ株式会社のグループ会社である高砂製作所が、ブランド戦略の一環として新たな会社ロゴを発表しました。この新しいロゴは、創立75周年を迎える2025年4月1日に披露される予定で、これまでの赤と黒を基調に、アンリツのコーポレートカラーである緑を加えたデザインに刷新されます。この変更には、高砂製作所が持つエネルギー制御技術と、アンリツの測定技術の融合を象徴する意味も込められています。
環境意識の高まりへの対応
現在、温室効果ガスの排出削減が全世界的に求められる中、高砂製作所は化石燃料に依存しないエネルギー利用、いわゆるゼロエミッションの実現に向けて積極的に取り組んでいます。電動化や再生エネルギーの利用を支える製品やサービスを提供することで、顧客と共に持続可能な社会の成長に貢献する意欲を示しています。
高砂製作所の概要
高砂製作所は1950年に創業し、電源機器や通信機器のメーカーとして、自動車産業や電子機器・部品メーカー、研究機関など、幅広い分野にソリューションを提供しています。業界でも有数の高電圧、大電流、大容量エネルギーを自在に制御する技術を持ち、その知識と経験を駆使して社会の持続的な発展に貢献してきました。
アンリツの成り立ちと成長
アンリツ株式会社は1895年に設立され、進化する情報通信分野において、各種通信システムの開発や品質保証に必要不可欠な計測器の開発・製造・販売を行ってきました。その事業は通信機器に限らず、食品・医薬品用の異物検出機や重量選別機など、多岐にわたります。特に安全で快適な社会作りへの貢献を目指し、革新的な製品を提供しています。
中期経営計画の目指す方向性
アンリツは今後の成長市場としてEV(電気自動車)・バッテリー市場に注目し、中期経営計画(GLP2026)においてその成長を加速する方針を明示しています。高砂製作所の持つエネルギー制御技術を活用し、EV開発のための試験用電源をコア製品とすることで、アンリツは自動車メーカーのEVシフトに応じたサービスを展開する計画です。これにより、高砂製作所とアンリツの協力による新たな技術革新が期待されます。
まとめ
新しいロゴデザインとともに、高砂製作所は今後の環境意識の高まりに応え、持続可能な成長を支える製品やサービスを継続的に提供していく方針です。株式会社高砂製作所とアンリツ株式会社の今後の展開に大いに注目が集まります。