みらい創造インベストメンツが新たな挑戦
東京都の令和6年度スタートアップ支援事業『TOKYO SUTEAM』に、株式会社みらい創造インベストメンツが協定事業者として選ばれました。これにより、同社は東京発のスタートアップエコシステムの構築に貢献することになります。代表取締役社長の岡田祐之氏が率いるこの会社は、研究開発型のスタートアップに特化した独立系ベンチャーキャピタルです。彼らの目指すところは、技術を社会に実装することにより、革新的な未来を創造することです。
CTO供給・育成エコシステムの構築
みらい創造インベストメンツは、東京都が掲げるスタートアップ支援戦略に基づき、「CTO供給・育成エコシステム」を構築します。これは、大学などの研究機関から得られる技術シーズを実用化する際に、重要な役割を果たすCTO(最高技術責任者)の不足を解消することを目的とした取り組みです。具体的には、以下の3つのアプローチを進めます。
1.
CTO人材プールの構築
多様なルートを通じて人材を集め、CTOとして必要なスキルを持つ人材を育成します。
2.
経営人材との連携
投資家や経営者、既存のディープテックスタートアップのCTOとの連携を強化し、人材育成に寄与します。
3.
技術シーズとのマッチング
技術的なアイディアとCTO人材を効果的に結びつけるマッチングのルートを増やします。
これらの活動を通じて、東京を拠点とした新たなディープテックスタートアップの創出を増やすことを狙いとしています。
TOKYO SUTEAMの概要
『TOKYO SUTEAM』は東京都が平成30年度から実施しているスタートアップ支援事業の一環であり、東京都が掲げる「Global Innovation with STARTUPS」のビジョンに則っています。このプロジェクトは、東京発のユニコーン企業の数を5年で10倍にすることを目指しており、地域の多様な主体との協力を基本に、多様な支援策を展開しています。
東京都は、「10x10x10」の戦略を掲げており、起業数と協働実践数をそれぞれ10倍にする計画です。具体的な支援内容については、公式サイトで詳しく案内されています。
公式サイト:
TOKYO SUTEAM
みらい創造インベストメンツの基本情報
同社は2014年設立以来、研究開発型スタートアップに焦点を合わせ、その成長を支援しています。2016年には東京工業大学との提携を通じて、ベンチャーキャピタルファンドを設立し、地域のスタートアップに投資を行っています。これまでに、3社が上場し、4社がM&Aを実現するなどの成果を上げています。
また、特に創業前の段階での技術シーズの事業化を進めるため、大学発新産業創出プログラムや地域のエコシステムネクサスに多く採択されています。さらには、2023年度のNEDO事業にも採択され、経営人材の育成に力を入れています。
今後もみらい創造インベストメンツは、東京を中心にスタートアップエコシステムをさらに発展させるため、各種機関と連携しながらさらなる活動を展開していくことでしょう。
詳細は、みらい創造インベストメンツの公式サイトをご覧ください。
みらい創造インベストメンツ公式サイト