ユアスタンドが開発した新時代のEV充電制御IoTコントローラー
電気自動車(EV)の普及が進む中、ユアスタンド株式会社はEV充電の効率化を目指し、新たに『充電制御 IoTコントローラー』を開発しました。この製品は、MODE1/MODE2のEV充電器をOCPP(Open Charge Point Protocol)に準拠させ、スマートな通信と制御を実現します。
多彩な充電器管理を実現するOCPP準拠
このIoTコントローラーは、コンセント型のMODE1/MODE2のEV充電器をサーバーと連携させ、同一のインターフェイスであるYourstandアプリから複数台の充電器(MODE1、MODE2、MODE3)を管理できる仕組みを持っています。これにより、充電予約や電力管理を容易に行え、ユーザーの効率的な運用をサポートします。
特に、出力の大きい6kW対応のEV充電器(MODE3)の設置が需要された際には、IoTコントローラーを後付けすることで、予約管理や支払いの一括処理の向上が期待されます。これにより、EV充電のインフラをさらに充実させることが可能になります。
OCPPのメリット
OCPPは、EV充電器間での標準的な通信プロトコルです。このプロトコルの導入により、異なるメーカーの充電器でも相互に運用することができるようになり、充電器運営者にとっての柔軟な選択肢を提供します。また、リモートでの管理やメンテナンス、データ収集の効率化も実現します。
このような新しい技術の導入は、日本においても注目されています。特に、MODE1/MODE2のEVコンセントは、設置が容易でコスト面でも優れていますが、通信機能の欠如が課題とされていました。ユアスタンドのIoTコントローラーを使用することで、EVコンセントをOCPP充電器として機能させることが可能となり、今後の電動化社会に対応する手段が整いました。
ユアスタンドの企業ビジョン
ユアスタンド株式会社は『移動をもっとクリーンに』というミッションのもと、マンションやオフィスなど多様な場所でのEV充電設備の設置を通じて、持続可能な社会の実現を目指しています。2018年から集合住宅向けのEV充電インフラ市場を開拓し、現在では分譲マンションを中心に多くの顧客のニーズに応えるサービスを展開しています。
加えて、ユアスタンドでは太陽光発電とEV充電器を組み合わせたソリューションも提供し、再生可能エネルギーの可能性を広げています。これにより、モビリティ社会の未来に対する新しい視点が生まれてきます。
まとめ
EV充電分野での新たな革新をもたらしたユアスタンドの充電制御IoTコントローラーは、電動化社会におけるニーズに柔軟に応じ、持続可能な未来への第一歩となるでしょう。さらなる発展が期待される中、ユアスタンドの技術を通じてクリーンな移動の実現に寄与していくことを期待しています。