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第99回輸送計画委員会がオンラインで開催、南極観測の最新情報を共有

第99回輸送計画委員会が開催されました

令和7年6月4日、水曜日の午後4時から午後6時まで、第99回輸送計画委員会が文部科学省のオンラインで行われました。オンライン開催という形式は、参加者が国や地域を問わず参加しやすい点がメリットです。今回は、主に南極地域の観測活動に関する重要な議題が取り上げられました。

議題の内容

委員会の議題は、報告事項、審議事項、その他の三つに分けられています。報告事項では、以下の内容が報告されました。
1. 第65次越冬隊・第66次観測隊等の活動報告及び現況について
南極での最新の越冬隊や観測隊の活動状況について詳しい報告がありました。越冬隊のメンバーが直面した様々な挑戦や、そこで得られた貴重なデータなどが共有されました。
2. 雪上車の水没とそれに伴う燃料等の流出可能性について
雪上車の水没事故についても議論されました。この事故は燃料やその他の物質の海洋への流出の可能性を孕んでおり、環境への影響が懸念されています。
3. リュツォ・ホルム湾の海氷状況について
終了間近の海氷状況は、南極の生態系および観測活動に直接的な影響を与えるため、注目のテーマとなりました。
4. 第66次南極地域観測における輸送協力等について
輸送計画に関する協力についても詳しく議論されました。観測活動を円滑に進めるための計画や調整が必要です。
5. 令和7年度南極地域観測事業予算の概要
今年度の観測事業に必要な予算が提示され、その具体的な使途や予定についても言及されました。

次に、審議事項では以下のテーマが取り上げられました。
6. 第67次南極地域観測の行動計画（案）について
来年度の観測計画についての案が議論され、今後の方針が定められました。
7. 第68次南極地域観測計画（素案）の概要について
次々に行われる観測への準備が重要視されています。

お問い合わせ先

この会議に関する具体的な質問や詳細な情報の確認は、文部科学省研究開発局海洋地球課、極域研究振興係にお問合せください。電話番号は03-52853-4111（内線4144）及び03-6734-4144（直通）です。

今後も、南極での研究とそれに伴う輸送活動が安全かつ効率的に行われることを期待しています。オンラインでの会議形式は、今後の議論の場として、ますます重要な役割を果たすことでしょう。