高岡クラフト展東京開催
2025-11-17 12:42:59

工芸都市高岡クラフトコンペが東京でものづくりの未来を示す展示を開催

日本最大級のクラフトコンペが東京に集結



1986年に富山県高岡市で始まり、今年で37回目を迎える「工芸都市高岡クラフトコンペティション」が、東京・丸の内のGOOD DESIGN MARUNOUCHIで特別展示を行います。2025年12月18日から27日までの間、これまでの作品から選ばれた優秀な作品が集結し、来場者に「ものづくりの今」を体感してもらいます。

この展覧会は、全国から集まったクラフト作品の中から選ばれたグランプリやアワード作品、入選作品の一部が展示されるもので、金属や漆、ガラス、テキスタイル、家具など、さまざまなジャンルの作品を見ることができます。特に、近年のビエンナーレ化により、今後は更に多様な作品や才能が発信されていくことが期待されています。

高岡市の伝統工芸を体験



また、東京展期間中の12月18日から21日には、高岡市の伝統工芸の職人による実演が行われます。漆に貝や卵殻を用いて絵を描く「蒔絵」と、金属を叩いて彫刻を施す「彫金」の技術が展示され、来場者は職人技に直に触れることができます。これにより、ただ作品を鑑賞するだけでなく、伝統工芸の魅力をより深く理解できる機会が得られるはずです。

東京展のイベント概要



  • - 開催日時: 2025年12月18日(木)〜27日(土) 11:00~20:00 (最終日17:00まで)
  • - 開催場所: GOOD DESIGN Marunouchi (東京都千代田区丸の内3-4-1 新国際ビル1F)
  • - 展示内容: グランプリ、アワード、入選作品を含む多様なジャンルの作品、高岡市の工芸の歴史や工芸品の展示、伝統工芸職人による実演ブース

審査員と受賞作品



今回のコンペティションでは、各界で活躍する審査員が選定した優れた作品が勢ぞろいします。審査員には、能作克治氏や辻和美氏などが名を連ねており、その審査基準にも注目が集まります。

受賞作品の中でも特に注目されるのは、グランプリを受賞した佐藤愛子さんの「練上ball rainbow・prism」です。陶器という素材を使ったこのオブジェは、ユニークなデザインと精巧な技術が融合しています。アワード作品には鈴木大掛さんの食器「blossom」や、鈴木康洋さんが手がけたキャビネット「Rainbow Structure Cabinet」が選ばれており、これらの作品には現代のライフスタイルに寄り添った工夫が感じられます。

伝統産業の未来を議論するトークイベント



さらに、12月18日には東京商工会議所でトークイベントも予定されています。テーマは「加賀百二十万石を築いた前田利長の開いた町 高岡と伝統産業の未来」で、伝統工芸の危機や将来の可能性について議論が繰り広げられます。

まとめ



工芸都市高岡クラフトコンペティションの東京展は、ただの展示会ではなく、ものづくりの未来を見据えた貴重な機会です。伝統工芸の技術やデザインのみならず、現代に生きるクラフトの姿を楽しむことができるこのイベントを、ぜひ訪れて体験してみてください。


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会社情報

会社名
工芸都市高岡クラフトコンペ実行委員会
住所
富山県高岡市丸の内1-40商工ビル
電話番号
0766-23-5000

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