2500年前の古代の味を楽しむイベント
2025年4月5日(土)、東京都中央区にある築地本願寺で行われる「はなまつり」にて、特別なカレーが提供されます。それが『お釈迦様が食べたかもしれないカレー』。このイベントは、お釈迦様の誕生日を祝うもので、数量限定で特別に作られたカレーを堪能できる貴重な機会です。
古代食文化を探る
約2500年前の北インドやネパールでは、シンプルでありながら奥深い食文化が育まれていました。スパイスや豆、野菜を用いた料理が日常的に食べられていたとされていますが、果たしてどんな料理が実際に存在したのでしょうか。このカレーは、その時代に流通していたであろう食材を厳選し、当時の味を可能な限り忠実に再現しています。
重要な素材とその背景
『お釈迦様が食べたかもしれないカレー製作委員会』は、アーユルヴェーダの文献や現地の研究を基に、この特別なカレーを作り上げました。辛味の要素として用いられるのは、ロングペッパーや黒胡椒、生姜です。実は、カレーの主材料である唐辛子やトマトは、当時はまだ広まっていませんでした。こうした背景を踏まえた上で、食材を選び、試作を重ねた結果、さっぱりとした味わいでありながらも風味豊かなカレーが誕生しました。
このカレーには、にんにくやお肉も使用されています。仏教と食の関係性について考えると、五葷を避けた精進料理が思い浮かびますが、お釈迦様は苦行期間を除いて、多様な食材を受け入れ、味を探求した人物として知られています。これが、今回のカレーに特別に選ばれたのです。
乳粥とドリンク
カレーには、優しい甘さが特徴の乳粥(ライスキール)もセットで提供されます。この乳粥は、お釈迦様が悟りを開く際、村の娘スジャータから捧げられたものとして伝えられています。合わせて提供されるターメリックラテは、希少な「ラカドンターメリック」を使用。これには抗酸化作用や抗炎症作用があり、現代の健康志向にも合致した一品となっています。
メニュー内容と価格
- - 『お釈迦様が食べたかもしれないカレー』プレート 1,500円(税込)
- 椎茸チキンカレー
- 手作りチャパティ
- サブジ(野菜のスパイス炒め)
- ライスキール
開催情報
この特別なカレーの提供は、2025年4月5日(土)、午前10時から午後4時まで、築地本願寺の境内にて行われます。歴史を感じながらおいしいカレーを味わう貴重な機会です。仏教文化に思いを馳せつつ、心温まる体験をお楽しみください。
食に込められた歴史を感じながら、皆様のご来場を心よりお待ちしております。詳細については、公式サイトをご確認ください。
【本件に関するお問い合わせ】
株式会社 食欲
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