日本におけるプログラミング教育の新潮流
世界各国で注目を集めるプログラミング教育推進運動「Hour of Code」が、美しい日本の地でも本格展開されることとなりました。特に、教員を対象にしたプログラミングワークショップを開催し、そこに参加する教員を募集する運びとなります。これは、一般社団法人みんなのコードが、アメリカの非営利団体Code.orgと連携し、日本国内での「Hour of Code」の普及活動として行われます。
「Hour of Code」とは何か?
「Hour of Code」は、2013年にアメリカで開始されたプログラミング教育の普及活動です。米国オバマ大統領を筆頭に、マイクロソフト創業者ビル・ゲイツ氏やFacebook創業者マーク・ザッカーバーグ氏など、多くの著名人が賛同しているこの活動は、全ての児童・生徒にコンピュータサイエンスを学ぶ機会を提供することを目的としています。毎年開催される「コンピュータサイエンス教育週間」では、全世界で1億人以上の生徒が参加することを目指しており、現在までに180カ国以上でイベントが実施されています。
日本における「Hour of Code」の普及
一般社団法人みんなのコードは、Code.orgの公式パートナーとして、日本国内における「Hour of Code」の普及活動を進めています。今年の12月には「コンピュータサイエンス教育週間」が開催され、その一環として教員向けの「プログラミングワークショップ開催支援研修」が実施されます。この研修の目的は、教員が自らの学校でプログラミングワークショップを開催できる能力を身につけることです。
研修の詳細について
今回提供される「プログラミングワークショップ開催支援研修」は、プログラミング教育に対する理解を深めたいと考えるすべての教員を対象としています。参加する教員は、プログラミング教材の効果的な活用法やワークショップの進行方法について学ぶことができ、また、プログラミングの持つ教育的効果についても学びます。研修には現役エンジニアが参加し、実践的な指導を行います。
参加者の募集要項
参加者の募集は、2023年10月14日から11月30日までの期間で行われます。研修は2023年の10月24日から12月上旬まで実施予定で、東京、大阪、名古屋、札幌、福岡の5都市で開催される予定です。本研修を受講した教員たちが、12月7日から13日までの「コンピュータサイエンス教育週間」に合わせて、累計50件のプログラミングワークショップを開催できるようになることを目指しています。
支援企業と今後の展望
この取り組みには、日本マイクロソフト株式会社と優れたプログラミング教育サービスを提供する株式会社CA Tech Kidsが支援として参加しています。このような民間企業の支えもあり、日本でもより多くの教員がプログラミング教育に関心を持つようになることが期待されています。
「Hour of Code」の目的は、子どもたちがプログラミングを学び、将来の可能性を広げることにあります。この機会に、ぜひ自らの教育現場でプログラミング教育に挑戦してみませんか?興味のある方は、詳細情報をWebサイトで確認し、参加の申し込み手続きを進めてください。
問い合わせ先
一般社団法人みんなのコード