新たな協会設立
2023-08-30 15:30:02

不動産クラウドファンディング協会設立で市場拡大を目指す新たな動き

不動産クラウドファンディング協会設立の背景と目的



日本の不動産市場において、近年急速に広がりを見せている不動産クラウドファンディング。その背景には、2017年に施行された不動産特定共同事業法の改正がある。この改正により、電子取引が解禁され、多くの企業が参入し、2023年8月時点で不動産クラウドファンディングを展開する企業数は69社に達した。これにより、投資家は自身の資産をより多様な方法で運用する機会が増加し、特に個人投資家にとって身近な投資手法として認知されつつある。

不動産クラウドファンディングは、インターネットを介して多数の投資家から少額の資金を集め、その資金を用いて事業者が不動産を購入し、賃料収入や売却時の利益を投資家に分配する仕組みである。このような透明性のある資産運用手段が求められるなかで、一般社団法人不動産クラウドファンディング協会の設立が発表された。

この協会は、業界内の信頼性と透明性を高め、個人投資家の保護を目的に設立されたもので、不動産クラウドファンディング市場の健全な発展を促進していくことを目指す。すでに多くの企業が協会の正会員として名を連ねており、リーダーシップを取る理事には、代表理事としてクリアルの横田大造氏が就任している。

設立記念イベントの開催



不動産クラウドファンディング協会の設立を記念して、2023年9月28日に東京都丸の内で設立記念イベントが開催される。このイベントでは、協会の理事や関係機関からの挨拶とともに、TMI総合法律事務所の弁護士、成本治男氏による基調講演が行われる予定。また、参加者同士の名刺交換も予定されていることから、業界における交流の場としても期待されている。

このように、新たに設立された不動産クラウドファンディング協会は、業界の健全な発展と個人投資家の保護を目指す取り組みを進めることで、今後の日本の資産運用市場に大きな影響を及ぼすことが期待されている。情報公開や業界のルール作り、さらにはブロックチェーン技術を利用した革新的なサービスの研究にも取り組む予定だ。

まとめ



不動産クラウドファンディングは、特に資産運用の選択肢が求められる今の時代において、その成長が期待されている分野である。今回の一般社団法人不動産クラウドファンディング協会の設立は、その市場の信頼性向上に向けた一歩であり、今後の展開にますます注目が集まるだろう。これからも新しいニュースやイベント情報に目を向けつつ、個人投資家にとって魅力的なサービスが増えていくことを期待したい。

会社情報

会社名
一般社団法人不動産クラウドファンディング協会
住所
東京都港区新橋2-12-11新橋27MTビル8階(グループ総合受付)
電話番号

トピックス(経済)

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