AI手指衛生技術
2025-07-08 18:04:12

日本環境感染学会総会でAIによる手指衛生観察を発表するモレーンコーポレーション

AIを活用した手指衛生観察法の新たな展開



2025年7月12日、例年多くの専門家が集結する日本環境感染学会の40回記念シンポジウムが開催されます。特に注目を集めるのが、株式会社モレーンコーポレーションによるAIを利用した手指衛生観察の新技術です。

手指衛生の現状と課題


病院における手指衛生は、医療従事者にとって最重要な感染予防策の一つです。現在、多くの病院では、担当医師や看護師が手指の消毒を実施するタイミングや方法を観察し、そのデータを記録する方法が一般的です。しかし、このプロセスは、個人の経験や技量に大きく依存しており、観察者の判断ミスによる不正確なデータが蓄積されるリスクがあります。また、これらの業務は医療従事者にとって負担となり、感染対策の信頼性に影響を与える原因ともなっています。

AIによる進化的な観察法


そこで登場するのが、モレーンが開発したAIカメラシステムです。このシステムは、病院内に設置されたモバイルカメラを使用し、手指衛生の実施状況を自動的に観察・記録します。AI技術の導入により、これまで人間が行っていた観察作業が自動化され、代わりに機械が正確にデータを収集することで、観察の標準化が実現します。その結果、医療従事者の負担軽減と、データの精度の向上を図ることができます。

発表内容と期待される効果


このシンポジウムでの発表では、モレーンが開発したAIカメラシステムの詳細やその運用方法が紹介される予定です。この新しい観察法が導入されることによって、これまで以上に効率的で信頼性の高い手指衛生管理が期待されます。また、大幅な人件費削減も見込まれるため、医療現場の経済的負担を軽減する可能性があります。

シンポジウム詳細と参加方法


シンポジウムは、2025年7月12日(土曜日)8:20から9:05まで行われ、ノース1F G5にて行われます。講演テーマは「サイエンスから生まれた新技術」で、座長は東京医療保健大学の小西敏郎教授と熊本大学の岩田敏教授が務めます。モレーンの川口順也が発表者として登場します。報道関係者による取材を希望される方は、事前にモレーンコーポレーションの広報担当者へお問い合わせください。

モレーンコーポレーションの取り組み


モレーンコーポレーションは、1993年の設立以来、院内感染を防ぐための取り組みを続けてきました。以来、国内の多数の感染症指定医療機関との取引実績を持ち、現場のニーズに応える製品やコンサルティングを行ってきました。今回のAI手指衛生観察システムも、その一環として、今後の医療現場の安全を支える重要な技術として期待されます。

ウェブサイト: モレーンコーポレーション


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会社情報

会社名
株式会社モレーンコーポレーション
住所
東京都中野区東中野5-1-1 ユニゾンモール3F
電話番号
03-5338-3911

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