株式会社力は宿るが新しく展開するインバウンド施策
株式会社力は宿るは、訪日外国人客をターゲットにした集客施策を強化しています。京都を拠点に「和牛すき焼き 京都力山」や「京都とんかつ かつ田」などの飲食ブランドを展開する同社は、2023年11月より中国最大の生活情報プラットフォーム「大衆点評」とSNS「RED」を活用することを決定。「大衆点評」は中国内で低コストで広範囲なプロモーションが可能で、インバウンド市場の成長に貢献することが期待されています。
インバウンド需要の回復と新たな挑戦
コロナ禍を経て、観光業界は復活の兆しを見せ始めています。それに伴い、株式会社力は宿るも新たなインバウンド施策を模索。特に、中国市場は巨大な潜在需要を持つことが注目されました。しかし、中国に特化したプラットフォームは、自社内での対応が難しいという課題がありました。そこで選んだのが、株式会社Japanticketという「大衆点評」の正規代理店です。
伴走型の運用サポートを活用
Japanticketは、定期的なミーティングと中国ネイティブスタッフによる情報提供を通じ、中国市場との接点を常に新鮮なものに保っています。これにより、初めての取り組みでも大きな成果を上げることができました。特に、新店舗の月間売上はオープンからわずか1年で約2倍に成長しています。
客層の多様化
現在、多くの新店舗において、来店客の約7割がアジア圏から、約3割が欧米圏からの訪問者で構成されており、狙い通りにインバウンド需要が売上に寄与しています。さらに、飲食店向け予約管理システム「ebica」との連携によって、複数の予約経路から集客しつつも、オペレーションの負荷を軽減しています。
新たな展開へ
「RED」運用にも注目し、来店前の段階から中国人観光客の認知度を高めることを計画しています。「観光×飲食」の新たな可能性を切り拓くことを目指し、旅マエから旅ナカにかけての施策を強化し、全国でのブランド展開を視野に入れています。
代表取締役のコメント
代表取締役の谷村昌樹氏は、「私たちは常に新しい挑戦をし続け、先駆者として市場を切り開いてきました。その理由は、ポテンシャルがあるなら挑戦するという想いです。これからもJapanticketと連携し、インバウンド施策を本気で推進していきたい」と述べています。
FC募集の開始
株式会社力は宿るでは、2025年からフランチャイズの募集を開始する予定です。飲食業界における「観光×飲食」の新たな可能性を切り拓くこの取り組みは、大きな注目を集めることでしょう。自社での成功事例を基に、成功するための具体的な業態や集客戦略を提供することを約束しています。
今後の展開に注目が集まります。