津市とLIXILの連携
2025-03-28 15:26:00

津市とLIXILが連携しプラスチック資源循環を推進する新たな取り組み

津市とLIXILが始める新たなプラスチック資源循環の挑戦



三重県津市と株式会社LIXILは最近、プラスチック資源循環の推進に向けた「パートナーシップ協定」を結びました。この協定は、カーボンニュートラルの達成を目指す津市の取り組みと、LIXILの循環型素材「レビア」の開発が融合する形で、持続可能な社会の構築を進めることを目的としています。

プラスチック資源循環に向けた背景


津市は2022年に「地域脱炭素宣言」を行い、2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにすることを目指す施策を展開しています。これには資源の循環化、省エネルギー、再生可能エネルギーの拡大などが含まれています。特にプラスチックの循環利用には力を入れており、来年度からは家庭から排出される「その他プラスチック」のリサイクルを始める計画です。

津市内で回収される容器包装プラスチックは年間約3,600トンに達し、その約40%が焼却処分されています。こうした現状を受けて、LIXILはプラスチックの資源循環を推進するために、循環型素材「レビア」を開発しました。この素材は、過去に再資源化が困難で焼却や埋め立てを余儀なくされていた廃プラスチックと廃木材を融合して生まれたもので、CO₂排出量を約80%削減できるといいます。

パートナーシップの目的と具体的な取り組み


協定の内容として、津市は家庭から排出される容器包装プラスチックごみをLIXILに供給し、LIXILがこれをもとに「レビア」の原材料として製品化します。これにより、津市内に持続可能な循環型社会を構築し、カーボンニュートラルの実現に貢献することを目指しています。

具体的には、容器包装プラスチックごみが市内のLIXIL久居工場で処理され、「レビア」としてマテリアルリサイクルされます。この取り組みは、地方における地産地消型資源循環システムの構築を意図しています。

- 津市内で排出される容器包装プラスチックをLIXILに供給
- LIXILが不純物を取り除き「レビア」の原材料に使用
- 公共施設整備で提供した材料の使用を検討
- 情報収集や啓発活動の連携

LIXILの環境戦略を支えるレビアの役割


LIXILの環境戦略は「水の保全と環境保護」に基づき、CO₂ゼロと循環型の暮らしを実現するために積極的なアプローチを行っています。2024年度には、「2050年までにCO₂排出量を実質ゼロにする」という長期目標が認定されました。

特に、レビアの開発は廃プラスチックから新しい価値を生み出し、環境汚染に対する解決策となることを目指しています。多様なプラスチックを一括して粉砕し、押出成形する独自技術により、ほぼすべての廃プラスチックが原料として利用できるようになりました。

未来に向けた展望


このような連携によって、津市とLIXILはプラスチック資源の有効活用を進め、持続可能な社会を目指しています。今後、他の地域や企業との連携も含め、プラスチック資源循環のさらなる推進が期待されています。地球環境の保護を推進する新たな取り組みとして、津市とLIXILの連携が注目されています。


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会社情報

会社名
株式会社LIXIL
住所
東京都品川区西品川一丁目1-1大崎ガーデンタワー24F
電話番号

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