株式会社ICS研究所が教えるサイバーレジリエンス法対応
株式会社ICS研究所(東京都新宿区)は、2027年1月に施行されるEUサイバーレジリエンス法(CRA)に準拠するための全30講座から成る教育プログラムを完了しました。このプログラムは、製造業界における適切な対応を支援することを目的としています。eラーニングプラットフォーム「eICS」で提供され、設計から運用までの幅広い内容をカバーしています。
背景: 製造業の移行期
近年、CRAに対する関心が高まっており、日本の製造業は規制内容を理解した段階から具体的な実践へとシフトしています。その需要に応える形で、ICS研究所は2025年から講座の開発を進め、今回ついに全30講座が完成しました。これにより、製造業者は欧州市場への出荷を続けるために必要な知識を習得する環境が整いました。
講座の構成と概要
この30講座は4つの主要カテゴリから成り立っており、実務担当者が役割に応じて最短のルートで学べるよう設計されています。
A: EU法規制への対応
このセクションでは、CRAや機械規則、AI法といった複雑な法律を理解し、具体的な実践方法を学びます。
- - CRA法の目的
- - 具体的な対策(設計・開発・顧客サポートなど)
- - 複数の規制に対する適合性評価の方法
B: サイバーレジリエンスの戦略と実践
次に、このカテゴリーでは、サイバーレジリエンスとは何か、攻撃を前提とした考え方や具体的な防御戦略を学びます。
- - 自動復旧を行う方法
- - リスクアセスメントの実施法
C: OT/制御システムのセキュリティ技術
これにより、製造現場で使用される具体的なシステムへのセキュリティ実装技術を深化させます。
- - 深層防御機能を具えた制御システムの技術
- - インシデント検知や防御機能
D: セキュリティ組織と運用体制の構築
最後のセクションでは、持続可能なセキュリティを維持するための組織作りやプロセスについて学びます。
村上社長のメッセージ
代表取締役社長の村上正志は、2027年にCRAが施行されることは単なる規制対応にとどまらず、日本の製造業の信頼性を国際的に示す機会だと述べています。新しい講座の完結は、製造業界の競争力を高める基盤となることを期待しています。
今後の展望
今回のプログラムの完成により、「eICS」の講座数は290に達しました。今後も最新の国際規格やOTセキュリティの情報に基づいた教育の充実を目指し、日本の製造業を支援し続けます。
詳細な内容や参加に関心がある方は、
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