全国の理系学生が集まる「Scientia Meetup」開催
理系の壁を超えた異分野交流を促進
2026年3月10日から4日間、山口県YMfg維新セミナーパークにて、理系大学生や高専生を対象とした「Scientia Meetup in 山口 6th」が開催されます。主催するのは学生団体「Scientia Meetup」、その代表を務めるのは東京大学工学部の4年生・山田吏月さんです。今回は6回目となるこの合宿、経済的な理由で参加を考えた学生たちを支援するために、クラウドファンディングに挑戦します。
合宿の背景と目的
近年、高等教育の専門化が進んでおり、隣接する研究分野でも何を研究しているのか把握できないことが増えてきました。交友の場も限られる中、「Scientia Meetup」は2022年の設立以来、全国の大学や高専からおよそ300名の学生を集め、様々な分野の知識を深め合う機会を創出しています。
これまで、山口県や京都府で行われた3泊4日の合宿企画や、東京、大阪、福岡をオンラインで繋いでの交流イベントを成功させ、多様な分野の学生たちが知識を広げる場を提供してきました。参加者からは「物理に興味があったが、生物の発表を通じて興味が広がった」との感想も寄せられています。
合宿の新しい試み:クラウドファンディング
今回の合宿では、初めて参加費の補助を目的としたクラウドファンディングで60万円を目指します。これは、参加者が経済的理由で参加を断念せざるを得ない現状から生まれた取り組みです。特に最近の物価の上昇が経済的な負担を大きくしている中で、学びたいという意欲を持つ学生に対して何らかの手助けをしたいという思いから古いやり方を見直し、新しい方法としてクラウドファンディングに挑戦します。
合宿の内容と進行
合宿では、以下の3つの独自企画を通じて異分野との交流を深めます。
1.
自主ゼミ: 学生リーダーが準備した教科書や論文を元に討論し、知識を深める。
2.
ナイトLT: 専門分野をエクスチェンジし、普段なかなか得られない知見を共有する。
3.
強制シャッフル企画: 食事や発表の班をランダムに構成し、さまざまな学生と交流する。
これらの活動を通じて、過去には参加者から98%の満足度評価を得るなど、高く評価されています。
地元出身の運営メンバー
合宿を運営する山田代表と八木副代表は、共に山口県下松市出身です。彼らは、同年代の学生と積極的に交流し、学びを深めたいという思いからScientia Meetupを立ち上げました。山田代表は「お金を理由に学びを諦めてほしくない。多くの仲間と交流し、知識を広げる機会を提供したい」と語っています。
イベント概要
- - 名称: Scientia Meetup in 山口 6th
- - 日時: 2026年3月10日(火)〜3月13日(金)
- - 会場: 山口県YMfg維新セミナーパーク
- - 対象: 全国の理系大学生、高専生
- - 主催: Scientia Meetup
最後に
この勉強合宿は、知識を深め交流する大切な機会です。障害を感じず参加し、共に学び合い、成長できる環境を提供することが、学生たちにとっての新しい未来につながると信じています。この活動に興味がある方は、ぜひクラウドファンディングのページをご覧ください。
クラウドファンディングページ
お問合せ先
運営: Scientia Meetup
Email:
[email protected]
公式サイト:
Scientia Meetup公式サイト