目指すは新たな観光スタイル!JTBとMOTO TOURS JAPANの基本合意
日本の観光業界に新たな風を吹き込むことが期待されているのが、株式会社JTBとMOTO TOURS JAPAN株式会社の基本合意です。この提携は、訪日インバウンド市場におけるモトツーリズムの拡大を目指しており、オートバイを利用した体験型の観光を通じて地域の魅力を発信することが主な目的です。
訪日観光の現状と問題点
訪日外国人観光客の数は増加を続けており、政府が掲げる目標には2025年までに6,000万人の訪問者を見込むものがあります。しかし、実際にはそのうちの約70%が東京、大阪、京都に集中しており、観光のバラエティが欠けているのが現状です。このため、多くの観光資源が十分に活用されていないことが課題として浮上しています。
JTBの新たな戦略「訪日インバウンドVISION2030」
JTBはこの課題を解決するために新たな戦略を展開しています。その名も「訪日インバウンドVISION2030」。この戦略では、訪日外国人に向けた新たなサービスの開発や、観光資源の発掘に取り組むことを掲げており、その一環としてMOTO TOURS JAPANとの提携が進められています。
モトツーリズムの魅力
MOTO TOURS JAPANはオートバイの自由な移動特性を生かし、各地域の奥深い魅力を提供することに焦点を当てています。オートバイに乗ることで、観光客はその土地の自然や文化を直接体感することができる上、広域な移動も可能です。この新たな観光スタイルは、訪問者が「移動そのもの」を楽しむことを意図しています。
具体的な取組内容
この基本合意に基づいて、両社は次のような具体的な活動を行う予定です。
1.
魅力的な商品造成と情報発信: 日本の精神性や美意識を体感できるオートバイツアーを提供し、旅行が目的となる新たな旅のスタイルを創出します。
2.
シームレスなビジネスモデルの構築: レンタルバイクを中心に宿泊や目的地予約を一元化することにより、旅行者に自由度の高い体験を提供します。
3.
持続可能な観光と地域活性化: 地域と観光客を深く結びつけ、地域の課題解決に資することを目指します。
4.
フィジビリティスタディの実施: 提供する体験の実現可能性を検証し、地域の魅力やモノづくりに関するストーリーを発信します。
今後の展望
今後、JTBとMOTO TOURS JAPANはこの基本合意を基に、高付加価値の体験を提供するための取り組みを進めていきます。特に、旅行者の行動範囲を広げることで地域に新たな観光価値を創出し、地域活性化にも寄与していく予定です。
JTBの訪日外国人へのサービスとMOTO TOURS JAPANのモトツーリズムの知見を掛け合わせ、新たな観光スタイルの確立を目指す両社の取り組みが一層注目されることでしょう。注目の観光スタイルの進展は、地域だけでなく観光業全体にも大きな影響を及ぼすことが期待されています。