木質3Dプリントで資源循環
2024-07-18 12:26:28

廃材活用で建築の未来を変える!三菱地所設計が木質3Dプリント技術で資源循環型生産システム『Regenerative Wood』を構築

廃材を資源に変える!三菱地所設計が木質3Dプリントで建築の未来を創造



株式会社三菱地所設計は、建築や家具のデザインから施工までを一貫して行う、木質3Dプリントを用いた生産システム『Regenerative Wood』を構築しました。このシステムは、建築における環境負荷の低減と資源循環の実現を目指しており、そのプロトタイプとして、世界初となる木質3Dプリント建築物「TSUGINOTE TEA HOUSE」を製作しました。

建築業界に革命を起こす木質3Dプリント



近年、建築業界では環境負荷の低減と工期短縮が重要な課題となっています。その解決策として注目されているのが3Dプリント技術です。従来の建築方法では、多くの廃材が発生していましたが、3Dプリント技術を用いることで、廃材を削減し、より効率的な建築が可能になります。

廃材を活用した資源循環型システム



『Regenerative Wood』は、木粉をリサイクルして3Dプリントのフィラメントとして活用する、資源循環型システムです。木粉は、木の製材加工時に発生する廃材であり、これまで廃棄処分されていました。しかし、『Regenerative Wood』では、この木粉を3Dプリントの材料として再利用することで、廃材を資源に変え、環境負荷を低減しています。

世界初の木質3Dプリント建築物「TSUGINOTE TEA HOUSE」



「TSUGINOTE TEA HOUSE」は、木質3Dプリント技術を用いて製作された世界初の建築物です。この建物は、木材の温かさと自然素材の美しさを生かした、斬新なデザインとなっています。また、軽量で組み立てが容易なため、短工期で施工できることも特徴です。

「TSUGINOTE TEA HOUSE」の製作プロセス



「TSUGINOTE TEA HOUSE」は、以下のプロセスで製作されました。

1. 木粉の調達:製材工場から木粉を調達
2. フィラメントの製造:木粉を原料とした3Dプリント用のフィラメントを製造
3. 3Dプリント:3Dプリンターで建築部材を製作
4. 組立:製作された部材を組み立てて、建物を完成

環境負荷の低減と資源循環の実現



『Regenerative Wood』は、木粉の有効活用によって、廃棄物の削減とCO2排出量の抑制に貢献します。また、3Dプリント技術を用いることで、従来の建築方法に比べて、より少ない材料で、より複雑な形状の建築物を製作することが可能になります。

未来の建築への貢献



三菱地所設計は、『Regenerative Wood』の開発を通じて、建築業界の環境負荷低減と資源循環の実現を目指していきます。今後も、革新的な技術とアイデアを駆使して、持続可能な社会の実現に貢献していきます。


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会社情報

会社名
株式会社三菱地所設計
住所
東京都千代田区丸の内2-5-1 丸の内二丁目ビル
電話番号

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