企業とテクノロジー
2026-09-01 13:49:31
テクノロジーベンダー選定におけるセキュリティの重要性と企業の新たな投資戦略
EYの調査が示すテクノロジー投資の新潮流
セキュリティが最も重視される時代
EYが実施した「EY Reimagining Industry Futures study 2026」では、企業のテクノロジー投資判断やベンダー選定基準が大きく変化していることが明らかになりました。この調査は、世界25カ国・地域の1,590社を対象に行われ、特にテクノロジーベンダー選定時に企業が最も重視している要素として「セキュリティ」が浮上しました。
調査によると、企業の66%がAIエージェントへの投資を行うまたは計画しており、89%がテクノロジー政策を投資判断の重要な要素と捉えています。従来の価格や性能だけでなく、セキュリティやデータ保護、AI活用能力が強く求められるようになっています。
企業の投資判断を左右する地政学的環境
企業の投資判断は、ただ技術力や価格だけではなく、データ保護やデジタル主権に関する政策・法規制によって一層影響を受けています。この背景には、貿易摩擦や関税問題を重要視する企業が81%に上るなど、地政学的リスクの高まりが影響しているのです。
77%の企業がベンダーとの関係を見直し、テクノロジー戦略そのものの再評価を進める中、このような環境変化は企業にとって無視できない要素となっています。
ソブリンクラウドへの注目
調査結果によれば、企業がソブリンクラウドへの投資を計画している割合は53%に達しています。これは、サイバーセキュリティやデータ管理、顧客からの信頼獲得に資するものとされています。
特にビジネス分野では、ソブリンクラウドが政策立案者からの注目を集め、デジタル主権が企業戦略においてますます重要な位置を占めるようになっています。
ベンダー選定のポイントとは?
企業がテクノロジーベンダーを選択する際、セキュリティの重要性はもちろん「AI機能が組み込まれていること」も無視できません。特に金融、自動車、製造業では、迅速な技術サポートや質の高い提案が求められる傾向にあります。
さらに、企業は単なる技術提供ではなく、戦略パートナーとしての役割を求めています。調査に参加した企業の43%が、自社のニーズを深く理解したベンダーとの関係を望んでおり、59%はベンダーの実績や成功事例が不十分だと感じています。
日本の通信事業者にとっての未来
EYの調査の結果から、特に日本の通信事業者がB2B事業において成長するための戦略も見えてきました。自社のアセットを活用して、AIやクラウドなど新たな領域に進出し、顧客のデータを国内で保護するためのソリューションを提供することが重要です。
また、地域企業との関係性を深め、共同開発や営業活動を行うことで、競争力を高めることが期待されます。未来への道筋は明確であり、戦略的なパートナーシップをどう構築するかが、勝率を左右する鍵となるでしょう。
調査概要
「EY Reimagining Industry Futures Study 2026」は、2025年11月に行われたオンライン調査で、1,590社が参加しています。この調査を通じて企業のテクノロジー戦略や投資計画のトレンドが把握されており、今後のテクノロジー投資に対しての洞察が得られます。
会社情報
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EY Japan
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