豊中市が職員名札の表記をひらがなへ
2025年4月1日から、豊中市では職員が使用する名札の表記をひらがなに統一することを決定しました。この背景には、名札情報が悪用されるリスクが存在しており、市民から職員への信頼感を高めることが目的とされています。
現在、職員名札は漢字の名字にふりがなをつけた様式や、職員証を利用したものが採用されていますが、全国的に職員の氏名がインターネット上で無断に掲載される事例が増えており、プライバシーの観点からも名札表記の見直しが求められていました。これにより、名札の情報を基に職員の個人情報が特定されるトラブルが発生しています。
名札新様式の特徴
新しい名札の様式では、原則として名前はひらがなのみで表示されます。この変更により、市民が職員の名前をより認識しやすくなることが期待されています。また、この取り組みは名札の表記が市民に対する職員のアクセスしやすさを向上させ、安心感や信頼感を持たせる一助にもなるでしょう。
様式の選択
新様式の導入に際して、基本的にはひらがな名札を使用することになりますが、所属長の判断により他の様式を用いることも可能です。これにより、各職員が最も適切と考える形式を選択する柔軟性も保たれています。
実施スケジュール
この新しい名札様式は、令和7年(2025年)3月1日より順次使用が開始され、4月1日からは全職員が新様式に移行します。このように段階的に進めることで、職員自らが新しい名札に慣れる時間が設けられています。
市民の期待
豊中市民にとって、名札がひらがな表記に改められることは、職員への信頼感を高める一要因になるでしょう。名札の変更は、単なる表記の見直しを超え、職員と市民のコミュニケーションを円滑にし、より良い市政へとつながると期待されています。市民の「見える化」を進める豊中市の取り組みに、これからも目が離せません。