歴史映画が新登場
2025-12-23 12:43:18

国立映画アーカイブが新たに30作品を公開!歴史映像の魅力を体験

国立映画アーカイブが新たに発表した作品



国立映画アーカイブは、2025年12月26日16:00に、歴史映像の新たなポータルサイト「フィルムは記録する -国立映画アーカイブ歴史映像ポータル-」で、30作品を公開することを発表しました。このサイトでは、文化や記録映画を中心に、当館の所蔵作品を配信しています。

この取り組みは、2023年3月にスタートしたもので、これまでに284作品の公開を行っていますが、今回の新規公開によって、さらに時代の歴史や文化を身近に感じられることになります。国立映画アーカイブが誇る約9万本に及ぶフィルムの中から、実写作品である文化・記録映画やニュース映画が約5万本に達し、公開されるこれらの作品群は、これまであまり上映されることがなかった貴重な映像です。

新たに公開される作品について



今回公開される作品は、1927年から1944年までのサイレント映画に焦点を当てています。具体的には、満州帝国の歴史的な場面や、昭和三陸地震と日中戦争に関連する陸軍倉庫爆破の記録、さらには戦時中の産業を伝える映像など、多彩なテーマが扱われています。特に、これらの作品は激動の時代を背景にしており、その内容は見る人に深い印象を与えることでしょう。

例えば、長篇劇映画『朝日は輝く』の抜粋版は、大阪朝日新聞の創刊50周年を記念して製作されたもので、新聞製作の過程を知ることができる貴重な映像が含まれています。
また、日中戦争が続く中で発生した枚方陸軍倉庫での爆破事故の記録としての『枚方陸軍倉庫爆破』は、当時公開されることのなかった映像であり、歴史の一端を垣間見ることができます。

さらに、満州国の皇帝溥儀による日本訪問を記録した『滿洲國皇帝陛下御訪日』も興味深い作品です。この映像には、昭和天皇との面会や観兵式が捉えられており、当時の政治情勢を理解する手助けとなります。

歴史映像の価値



歴史映像は、時代背景やその社会の諸相を知るための貴重な資料です。特に、掲載される各作品は、多くが実際の社会での人々の姿を捉えたものであり、産業の発展や社会の変化を通じて日本の近現代史を振り返ることができます。

国立映画アーカイブは、このような歴史映像を通じて日本の文化を保存し、未来に向けてその知識を社会と共有することを目指しています。新しい作品が加わることによって、私たちはさらに多様な視点から過去を学ぶことができるでしょう。

公開作品の一部


公開予定の作品の中には、次のようなものがあります:
  • - 『朝日は輝く[抜萃]』: 新聞製作の裏側を探る。
  • - 『枚方陸軍倉庫爆破』: 戦時中の大事故を記録。
  • - 『滿洲國皇帝陛下御訪日』: 歴史的一場面を捉えた映像。

この機会にぜひ、国立映画アーカイブのWEBサイトを訪れ、これらの歴史的な映像を鑑賞してみてはいかがでしょうか。

国立映画アーカイブの歴史映像ポータルはこちら

概要


  • - サイト名: フィルムは記録する - 国立映画アーカイブ歴史映像ポータル -
  • - 制作: 国立映画アーカイブ、国立情報学研究所
  • - 公開日: 2025年12月26日(金)16:00
  • - 新規公開作品: 1927-1944年に製作された文化・記録映画30作品(無声)


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会社情報

会社名
文化庁
住所
京都府京都市上京区下長者町通新町西入藪之内町85番4
電話番号
075-451-4111

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