地域密着型の学びの場「ドクトリーナ」
合同会社ブライトオークリッチ(東京都町田市)が運営する学習動画サービス「ドクトリーナ」は、地域のこども食堂に無償ライセンスの提供を開始した。この取り組みは、経済的に厳しい家庭に生活支援を行うこども食堂において、子どもたちが自分のペースで学べる環境を提供するものだ。
学習動画の特徴
「ドクトリーナ」は、小学生を対象とした算数、国語、理科、社会の授業復習に特化した動画コンテンツを配信するサービスである。1本あたり2~5分の短時間で、分かりやすく学べるように工夫されているのが特徴。また、現在約390本の動画が揃い、年額330円(税込)という手頃な価格で全ての動画が視聴可能だ。特に、家庭での支援が難しい子どもたちにとって、このプログラムは貴重な学びの機会となる。
こども食堂の重要性
全国には1万カ所以上のこども食堂が存在し、経済的に困難な状況にある家庭を支えている。最近では、食事の提供に加えて、子どもたちの学習を支援する役割も求められている。しかし、限られた時間や人数では、そのニーズに応えるのも容易ではない。
そこで、この動画サービスの提供が役立てられる。「ドクトリーナ」の無償ライセンスを活用することで、こども食堂に通う子どもたちは、タブレットやスマートフォンを使って自由に動画を視聴し、自分のペースで学んでいくことが可能になる。
家庭での学びをサポート
また、こども食堂での学習を付加価値として、家庭での無理なく継続できる学習環境も整えられている。特に、動画を視聴した後には「家でも見たい」という声が多く寄せられ、そうした需要にも応える形で、1年間330円(税込)で家庭向けの個別ライセンスも提供されている。このようにして、塾や家庭教師といった従来の学習スタイルが難しい家庭でも、経済的負担を軽減しながら学ぶことができるよう配慮されている。
まとめ
「ドクトリーナ」は、地域のこどもたちが学びを継続しやすくするために、こども食堂との連携による無償ライセンス提供を開始した。学習を支え合う環境作りは、将来の子どもたちの成長に大きく寄与すると期待されており、地域社会全体の活性化にもつながることが期待される。子どもたちがより良い学びを得られるよう、これからの取り組みにも注目したい。
本件に関するお問い合わせは、合同会社ブライトオークリッチへ。代表の冨樫 明が対応します。詳細は公式サイトをご覧ください。