保育園食材キットの進化
2021-03-08 08:00:02

株式会社sketchbook、保育園向け食材キットの進化と新たな資金調達の狙い

株式会社sketchbookが新たな資金調達を実施



株式会社sketchbookは、保育園向けに安全で安心な離乳食・幼児食食材キット『baby’s fun!』の提供を行っています。この度、同社はシードラウンドでの資金調達を発表。これにより、保育園のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進や新型コロナウイルス対策に伴う経営課題への対応を強化します。

この資金調達により、同社は食材キットの製造体制や営業、開発の充実を図り、未来を担う子どもたちに向けた「食育」コンテンツの展開を行います。保育園における給食作業の効率を向上させ、教育時間の確保を支援することで、従業員の労働環境の改善に寄与することを目指しています。

資金調達の背景



保育園業界では、待機児童問題が深刻化しています。その原因の一つは、職員の人員不足にあります。多くの業務をこなす必要がある中、特に給食にかかる時間は多岐にわたり、献立作成や食材調達、調理、事務作業といった作業に多くのリソースを費やしています。このような環境は、労働環境の悪化や十分な教育時間の確保の妨げとなっているのです。

sketchbookは、「子ども」と「子どもに関わるすべての人」を幸せにすることをビジョンに掲げています。『baby’s fun!』は、管理栄養士や保育士が子どもたちに多く触れ合える時間を創出し、作業の効率化を図る食材キットです。必要な分だけを提供することで、食品ロスの削減を目指します。

もともと2019年6月に始まった『baby’s fun!』は、初年度の取扱数が5,000食でしたが、今期は350,000食を見込んでいます。また、大手保育園運営会社での利用も開始される見込みです。今後は、食材キットの提供にとどまらず、保育の現場に必要なサービスを拡充し、職員や子どもたちにとって有益な内容を届ける予定です。

投資家の声と今後の展望



新規引受先として参加したヤマダイ食品株式会社の代表取締役、樋口智一氏は「多田社長の情熱に共感し、子どもたちの笑顔が増えることを期待しています」とコメントしました。また、株式会社はんぽさきの小林俊仁氏も「sketchbookの取り組みが保育関連の課題を解決することを応援したい」との意向を示しました。

同様に、さくらインターネットの田中邦裕氏は、創業者自身の問題意識が事業の根底にあると指摘し、今後の成長に大きな期待を寄せています。

sketchbookの代表取締役、多田出昇氏も、「保育業界の課題解決に向けて力強いパートナーシップを構築し、ビジョンの実現に前進していく」と語っており、今後の成長に向けた意欲を見せています。

会社概要



社名: 株式会社sketchbook
設立: 2020年7月10日
代表取締役: 多田出昇
所在地: 東京都渋谷区恵比寿西1-24-14中山マンション102
ウェブサイト: baby’s fun!公式サイト
お問い合わせ: [email protected]

今後も注目が集まる株式会社sketchbookの取り組みに、ご期待ください。

会社情報

会社名
株式会社sketchbook
住所
恵比寿西1-24-14中山マンション102
電話番号
03-6670-5025

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。