革新技術の採択
2026-07-03 10:14:21

次世代ウェアラブルセンサ開発に向けた革新技術の採択

ウェアラブルセンサの進化への道



近畿大学生物理工学部の西川博昭教授が提案した研究が、科学技術振興機構(JST)が支援する「KSAC-GAPファンドプログラムIV(ヘルスケア領域)」に見事採択されました。このプロジェクトでは、次世代ウェアラブルセンサを開発するための革新的な技術が実証される予定です。

研究の背景



高齢化社会が進む日本において、在宅での遠隔生体モニタリング(RPM)が求められています。既存の生体計測機器は高い計測機能を有しながらも、柔軟性に欠けるため装着時に負担がかかるという課題があります。一方で、柔軟なセンサは計測性能が不十分な場合があります。今回の研究は、計測性能と装着時の快適性を両立する新しい技術の開発を目指します。

研究内容



西川教授が主導するプロジェクトの中心には、機能性セラミックスを用いた高品質な単結晶薄膜をフレキシブル化する技術があります。これにより、従来の機器では実現できなかった柔軟でかつ高機能なウェアラブルセンサの開発が期待されます。

この技術は、特殊な水溶性犠牲層およびバッファ層を採用しており、単結晶レベルの高機能を保ちながら、プラスチック基板への転写を可能にします。これにより、体温や心拍数、血圧など、微弱な生体信号を高感度で検出することが可能となります。

パートナー企業との協力



このプロジェクトには、株式会社Relicも深く関与しています。Relicは、新規事業開発やイノベーション創出を支援する企業で、今回の研究の構想段階から事業性の検討を手伝っています。西川教授とRelicは、研究の成果をもとに事業化を視野に入れた本格的な連携を進める予定です。

技術の重要性



このウェアラブルセンサの技術は、特に高齢者の健康管理において多大な潜在能力を持っています。微細なセンサが皮膚表面に違和感なく密着できることで、患者の健康状態をより正確にモニタリングできるようになります。これにより、病気の予防や早期発見につながるだけでなく、医療現場にも革命的な変化をもたらすことでしょう。

今後の展望



今後、受託研究やパートナーシップの形成を通じて、実用化に向けたステップを踏み出す予定です。特に、KSAC-GAPファンドの支援を受け、次のステップにあたる事業化を見据えた活動が進行中です。

株式会社Relicの赤岩優介氏は、「この技術が持つ新規性と市場ポテンシャルに非常に期待しています。日本における健康管理の未来を変えるために、私たちの支援は不可欠です。」と述べています。

この革新的なプロジェクトは、近畿大学、KSAC、Relicの三者が連携し、未来の医療技術における新たな扉を開くことを目指しています。私たちもこの動向に注目し続けていきたいと思います。

会社情報

会社名
学校法人近畿大学
住所
電話番号

トピックス(科学)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。