画期的な人工骨CT-Bone
2018-04-24 09:00:22

世界初の3Dプリンターで製造された患者自身に同化する人工骨CT-Boneの承認

世界初の3Dプリンターを用いた人工骨CT-Bone



最近、医療技術の進化により、患者自身の骨に癒合しやすい人工骨「CT-Bone」が承認を受けました。これは、株式会社ネクスト21が開発したもので、今までにない革新的な治療法として、多くの注目を集めています。

人工骨の必要性と課題



さまざまな理由で骨が欠損することはしばしばあります。先天的な骨欠損、外傷、腫瘍摘出後の変形など、患者の生活の質を脅かす問題です。これらの治療には通常、骨移植が必要ですが、欧米では他家骨が主流である一方、日本では自家骨移植が中心となっています。自家骨は自分の健康な骨を取り出して使用するため、癒合しやすい利点がありますが、摘出手術によって新たな骨欠損が生じ、手術のリスクもあります。さらに、他家骨の場合は適切なサイズの骨が得られないことや、倫理的な問題、感染症リスクなどがついてまわります。これらの課題を解決する新しい人工骨の開発は、医療の現場で強く求められていました。

CT-Boneの特徴



CT-Boneは、3Dプリンターを用いた新たな製造技術を採用しています。この技術により、0.1mmの精度で骨内部構造を形成し、患者ごとのニーズに応じたカスタムメイドの人工骨を提供することができます。また、CT-Boneは焼結工程を経ないため、骨と生理的に活性化された状態で癒合しやすく、徐々に患者自身の骨と同化する特長もあります。これにより、これまでの人工骨で問題とされていた離脱や露出といったリスクが軽減されることが期待されています。

CT-Bone手術直後

術後の確認でも、CT-Boneはその機能を証明しており、術後3年経過した段階でも問題なく機能することが確認されています。

CT-Bone術後3年

今後の展望



今後、CT-Boneは日本国内での事業化を進めるだけでなく、既にオランダのXilloc社とライセンス契約を結び、EU諸国への拡大も計画しています。アジア市場への供給も視野に入れ、日本で製造し輸出する方針です。このようにCT-Boneは日本国内外での需要に応じた展開を予定しており、今後の成長が期待されます。

この画期的な人工骨が医療の最前線でどのように活用され、患者の生活を改善するのか、その展開が楽しみです。詳しい情報については、公式ウェブサイトをぜひご覧ください。

【CT-Bone製品ウェブサイト】
CT-Bone Website

【CT-Boneカタログ】
CT-Bone Catalog

連絡先



この情報に関する問い合せは、株式会社ネクスト21の鈴木社長まで。電話番号:03-5840-8830、メール:[email protected] にて連絡をお待ちしております。

会社情報

会社名
株式会社ネクスト21
住所
東京都文京区本郷3-38-1本郷信徳ビル8F
電話番号
03-5840-8830

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