2025年、ミーティングの新たなスタンダード『世界標準の1on1』が発売
2025年6月20日、株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワンが新たに刊行する書籍『世界標準の1on1 科学的に正しい「対話の技術」のすべて』が注目されています。本書はミーティングの権威、スティーヴン・G・ロゲルバーグ博士による20年以上にわたる研究の成果を集約したもので、マネジャーやリーダーに向けた実践的なガイドとなっています。
ミーティングの現状とその課題
現在、世界中では毎日2億から5億件の1on1ミーティングが行われていますが、その多くは実際には効果的ではないとされ、部下から「適切ではない」と判断されています。この背景には、マネジャー自身が自らのスキルを高く評価しているというギャップがあります。この認識の差が、社員やチーム、ひいては組織そのものの成長を妨げる要因となっていることが指摘されています。
著者と推薦者の声
スティーヴン・G・ロゲルバーグ博士は、ノースカロライナ大学シャーロット校の教授で、ミーティング研究の第一人者です。彼の研究を礎にした本書は、以下の著名人からも多くの推薦を受けています。
- - アダム・グラント(『GIVE & TAKE』著者、ペンシルベニア大学教授)
- 「著者はミーティングを改善する方法を誰よりも知っている」
- - キャロル・ドウェック(『マインドセット』著者、スタンフォード大学教授)
- 「仕事の満足感と生産性を高める方法を示す“価値ある1冊”」
- - アンジェラ・ダックワース(『GRITやり抜く力』著者、ペンシルベニア大学教授)
- 「人間関係の基盤、1on1のベストな方法をまとめた“決定版ガイド”」
科学に基づいた1on1の技術とは?
本書では「科学的に正しい」1on1の技術が具体的に解説されています。その内容は、最適な頻度やペース、効果的な質問の提示、アジェンダの作成、さらには部下の心をつかむ行動など、多岐にわたります。特に、データに基づく具体的な方法が提示されており、マネジャーが実践しやすい形でまとめられています。
- - 最適な頻度とペース: 週1回30分、隔週60分、月1回90分など、部下に応じた最適なペースを見つけます。
- - 効果的な質問: カテゴリー別の豊富な質問例が提供されます。
- - アジェンダの作成: 短期的な課題と長期的成長のバランスを考慮したアジェンダの作成法が解説されています。
- - スキップレベル1on1: 部下の部下との面談を通じて組織全体を活性化させる方法が述べられています。
人的資本経営時代の新たな1on1の導入
多くの企業が1on1の導入を進めていますが、実施する際にはただ制度を導入するだけは不十分です。「週1回30分部下と話す」といった指示を丸投げするだけでは、実務上の問題やエンゲージメントの低下を招く恐れがあります。しかし、本書を通じて示される科学的なアプローチにより、制度が成果につながる可能性が広がります。
書籍の具体的な内容
本書は16章から成り、1on1の準備から実践、そして評価方法までが包括的にカバーされています。心理学者である本多明生氏による翻訳で、心理学の専門知識を持つ方にも読みやすい内容に仕上がっています。
書籍情報
- - タイトル: 世界標準の1on1 科学的に正しい「対話の技術」のすべて
- - 発売日: 2025年6月20日
- - 刊行: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- - 仕様: 単行本(ソフトカバー)296ページ
- - ISBN: 978-4799331590
【本書の購入先】
『世界標準の1on1』は、労働環境の改善やチームの成長に寄与する、今後の時代に求められる必携の一冊です。多くのマネジャーにとって、パフォーマンス向上のための貴重な資料となることでしょう。