日立の新サービス
2025-03-05 11:28:30

日立製作所、生成AIによる脆弱性分析サービスを開始しセキュリティ対策を強化

日立製作所、生成AIによる脆弱性分析サービスの導入



株式会社日立製作所は、2025年3月5日から、IoT製品やシステムにおけるセキュリティの脆弱性を分析する新サービス「脆弱性分析サービス」を販売すると発表しました。このサービスは、生成AIを活用し、IoT製品に必要なセキュリティ知識を補完することを目的としています。さらに、製造業向けのPSIRTソリューションを強化し、製品セキュリティに対する迅速な対応を実現します。

脆弱性分析サービスの概要



新たに提供される脆弱性分析サービスは、近年増加するIoT製品のサイバー攻撃や法規の整備に伴い、製造業各社における製品やサービスの脆弱性に対策を講じるためのものです。このサービスは、セキュリティ知識に欠ける担当者でも簡単に活用可能なチェックリストを提供し、脆弱性情報を効率的に解析する能力を備えています。これにより、調査に必要な時間を最大45%削減し、誤った対応のリスクを低減します。

効率的な脆弱性対処を実現



従来、製品の設計書やソースコードを基に脆弱性の有無を調べる際、多くの時間や労力がかかっていました。しかし、この新サービスでは、生成AIが特定の脆弱性の条件のみを抽出してチェックリスト化し、任意の製品に適用することが可能です。これにより、担当者の専門知識が不足していても、高品質な脆弱性調査が行えるようになります。チェックリストは自動的に生成され、調査の精度・品質も向上します。

製造業のニーズに応える



日立では、脆弱性分析サービスを通じて、製造業各社が抱える製品セキュリティの知見不足や人材不足へのアプローチを目指しています。さらに、日立のPSIRT運用プラットフォームによって、脆弱性情報の一元管理が可能となります。これにより、脆弱性の調査や対処がより効率的に行われ、リスク管理が強化されます。

サイバーセキュリティの取り組み



日立は、2004年からサイバーセキュリティの専門組織HIRT(Hitachi Incident Response Team)を設立し、さまざまな業界の脅威情報を共有するISACの活動を通じて、経験とノウハウを積み重ねてきました。この活動は、グループ内やお客様の製品におけるセキュリティの強化に寄与しています。新サービスを通じて、日立は製造業のお客様のセキュリティに関するニーズに応え、安心・安全な製品を提供するための支援を続けていきます。

日立の未来に向けたビジョン



日立は、データとテクノロジーを活用して持続可能な社会の実現を目指しており、新たなサービス展開により、顧客のDXを支援しています。これからも、IT、OT、そしてプロダクトを繋ぐLumadaソリューションを通じて、製造業社の課題解決に寄与していくことでしょう。本サービスは、その一環として、お客様との協創による成長を目指しています。

詳細は日立の公式サイトをご覧ください。


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会社情報

会社名
株式会社 日立製作所
住所
東京都千代田区丸の内一丁目6番6号
電話番号

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