THINKLET cubeの販売開始
フェアリーデバイセズ株式会社は、開発者向けに「THINKLET cube」の一般販売を開始しました。このデバイスは、プログラマブルなカメラ機能を持ち、AI活用に対応した多機能な装置です。本記事では、THINKLET cubeの開発背景や特長、仕様について詳しく紹介します。
開発の背景
最近、AI技術、特に大規模言語モデル(LLM)の急速な進化が注目されています。特にマルチモーダルLLMによって、テキストだけでなく、音声や映像データの活用が現実のものとなりつつあります。これに伴い、現場の映像データをクラウドAIに送信し処理することで、多様な課題解決が期待されています。従来のカメラ単体の利用だけではなく、マイク、位置情報、各種センサーなどから得られるデータを組み合わせることが重要です。また、エッジ側でのデータ処理や音声指示によるインタラクションが求められます。そこで開発されたのがTHINKLET cubeです。
THINKLET cubeの特長
THINKLET cubeは、LTEおよびWi-Fiを搭載したプログラマブルカメラデバイスです。一つの広角カメラに加え、五つのマイクを備えており、バッテリー駆動で動作します。独自のFairy OSを搭載し、一般的なAndroidアプリケーションを動作させることが可能です。また、GPSや各種センサーを搭載し、動画とセンサーデータを同時に取得することができます。これにより、THINKLETを装着したユーザーと同時に現場に設置することで、俯瞰的な視点からの動画収集が行えます。
多様な外部マウント
THINKLET cubeは、使用シーンに応じた外部マウントを備えています。
- - レンズマウント: THINKLET cubeのカメラは120度x90度の視野角を持ち、17mmのレンズマウントを使用して市販のレンズを装置可能です。これにより、マクロ、魚眼、望遠レンズなど多様な映像収集が無理なく行えるようになっています。
- - 三脚装着マウント: 一般的な三脚に対応したマウント金具を装備しており、条件に応じてさまざまな角度で設定することができます。これにより、作業現場の俯瞰や作業内容の連続記録など、多彩な用途に対応できます。
技術仕様
- - ベースOS: Fairy OS(AOSPベース)
- - カメラ: 広角カメラ(視野角: 120度 x 90度)
- - マイク: 五つの内蔵マイク
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センサー: GPSおよび各種センサー搭載
購入方法
THINKLET cubeの購入に興味のある方は、以下のリンクからお申し込みができます:
THINKLET cube お申し込みページ
会社情報
フェアリーデバイセズ株式会社は、VUIやVPA関連技術の開発を行い、クラウド基盤およびエッジデバイスを通じて業務ソリューションを提供しています。高い技術力を持ち、業務プロセスを改善するための最先端の製品を開発し続けています。詳細は
フェアリーデバイセズの公式サイトでご覧いただけます。
このように、THINKLET cubeは新しい映像収集とデータ統合の形を提供し、現場での情報の活用を一層促進します。