デジタルとリアルが融合する新時代の居住空間
2023年、日本の都市居住空間に革新をもたらすプロジェクトが始まります。DXYZ株式会社が提供する顔認証プラットフォーム「FreeiD」と、三菱地所のスマートホームサービス「HOMETACT」が、エイペストが展開する都市型レジデンスシリーズ「Fullea」に標準採用されることが決定しました。
新しい価値の提供
この提携により、住居は従来の形を超え、テクノロジーによって生活が一層便利に、かつ快適に進化します。特に、Fulleaシリーズは居住者の快適性向上や満足度を高めるために、デジタル技術を最大限に活用した新しい居住体験を提供します。
場所別の採用予定物件
具体的には、世田谷、新宿御苑、新宿下落合、白金台、芝、上落合、両国、新宿河田といった8つの物件への導入が検討されています。これらの物件では、顔認証によって入退室や決済、本人確認などの日常行動がシームレスに連携し、物理的な鍵に頼らない生活スタイルが実現します。つまり、入居者は顔さえあれば自宅へ入ることができ、一切の煩わしさから解放されるのです。
Fulleaシリーズのコンセプト
「Fullea」は、「Full(たくさん)」と「Lea(喜び)」を組み合わせた言葉で、「喜びに満ちた居住空間」を意味します。エイペストが手がけるこの住宅シリーズは、都市部における居住ニーズに応えるため、立地や設備、快適性を徹底的に追求しています。近年のライフスタイルの多様化を受けて、スマートホーム機器をスタンダードとして採用しており、高い評価を得ています。
FreeiDとHOMETACTの連携
DXYZが展開する「FreeiD」は、スマートフォンアプリに一度顔を登録することで、日常生活における多くの行動を顔認証で実現します。特に、集合住宅向けの「FreeiDマンション」ソリューションでは、物理的な鍵を使わずにエントランスやエレベーター、個人宅までのアクセスが可能です。この先進的なシステムは、2024年7月には100棟に導入される見込みです。また、DXYZと三菱地所は2024年4月から、両サービスを同時に提供することで、さらなる付加価値提供を目指しています。
一方で、三菱地所が提供する「HOMETACT」は、スマートフォンやスマートスピーカーを用いることで、複数のIoT機器を統合して管理します。これにより、住居での生活がよりスムーズに、一元管理できるようになります。また、2023年6月にはMM総研大賞2023で最優秀賞を受賞するなど、その技術力が広く評価されています。
未来の居住空間
「Fullea」シリーズの基本パッケージには、エントランスや共用部に「FreeiD」が採用されており、手軽に解錠や通過が可能です。居住者は、スマートロックを利用し、従来の鍵を持たずとも生活できます。さらに、各住戸にはスマートスイッチや給湯リモコン、エアコンが標準で備わっており、さまざまなIoT機器との連携も可能です。ロボット掃除機やスマート照明など、お好みに応じた生活環境を実現します。
ミガロホールディングスグループは、DXYZと共に顔認証技術を駆使した新たなスマートシティソリューションを提供し、デジタルとリアルの融合を加速させていくことを目指しています。これにより、居住者は新しい快適な生活を楽しむことができるのです。