BASEとEストアーの融合
2025-07-18 15:50:45

BASE株式会社がEストアーを子会社化、EC支援の新たな展望を開く

BASE株式会社がEストアーを子会社化し、新たなEC支援を展開



BASE株式会社(東京都港区、CEO:鶴岡裕太)は、2025年7月18日、株式会社Eストアー(同区、CEO:山村兼司)の全株式を取得し、100%子会社化したことを発表しました。このジョインは、2024年12月26日に開示された計画に基づき実施されました。この統合により、両社はEC分野でのシナジーを創出し、より多様なサービスを提供していく方針です。

Eストアーの魅力と新経営体制



Eストアーは、1999年に創業されたECサイト構築プラットフォーム「Eストアーショップサーブ」を運営しており、D2C(ダイレクト・トゥ・コンシューマー)スタイルのEC事業支援に特化しています。多くの中小企業から大手まで幅広い顧客層に対し、ECサイトの構築や集客支援を行ってきました。このたびのグループ参画にあたって、山村兼司氏が新たにCEOに就任し、BASEグループの一員として新しい経営戦略を推進しています。

「Eストアーショップサーブ」は、多くの企業に利用されており、これまでに約11万社が同サービスを利用してきました。プラットフォームは、安定した運用に基づいて高いパフォーマンスを発揮しており、特にメール配信の高い到達率や、豊富なAPIを活用したカスタマイズ可能なシステムが好評を得ています。

BASEグループの取り組みとサービス



BASE株式会社は、個人や小規模チームが簡単にネットショップを開設できる「BASE」や、オンライン決済サービス「PAY.JP」、資金調達サービス「YELL BANK」などを展開しています。これにより、ECに関する課題を解決し、ユーザーが効率よくビジネスを展開できる環境を整えています。新たにEストアーを傘下に加えることで、グループ全体の年間GMV(流通総額)は5,000億円規模となりました。

今後は、Eストアーの顧客にもBASEグループのITインフラやサービスが提供され、EC支援の取り組みが加速していくでしょう。両社の強みを生かした新しいビジネスモデルが期待される中、特にプロダクト開発やパートナーシップにおいてさらなる価値の提供が目指されます。これまでの実績を踏まえ、加盟店に変化がないよう堅実に運営が続けられます。

未来に向けた成長戦略



BASEグループは、「Payment to the People, Power to the People.」という企業ミッションの下、また成長戦略の3つの柱である「既存プロダクトの強化」「プロダクト間のシナジー創出」「M&A及び提携による成長実現」の実行を重視しています。これにより、既存の全てのプロダクトを強化しつつ、新たな顧客層の開拓を目指していきます。

この時期、EストアーとBASEの統合により、EC市場における競争力が高まり、両社の末永い協力による新しいサービスの誕生が期待されます。今後の展開に目が離せません。


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会社情報

会社名
BASE株式会社
住所
東京都港区六本木3-2-1 六本木グランドタワー 37F
電話番号

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