警備ロボの実証実験
2024-07-12 11:22:04

警備ロボット「SQ-2mk2」が札幌の複合商業施設「ココノ ススキノ」で実証実験!多様な機能で施設の付加価値向上へ

警備ロボット「SQ-2mk2」が札幌の複合商業施設で実証実験!多様な機能で施設の付加価値向上へ



SEQSENSE株式会社が開発した警備ロボット「SQ-2mk2」が、札幌市の複合商業施設「ココノ ススキノ」で実証実験を実施しました。本実験では、ロボットの音声アナウンス機能を活用し、従来の警備業務に加えて、施設の付加価値向上や犯罪対策に効果があるかを検証しました。

音声アナウンス機能でイベント案内や万引き対策を実施



「SQ-2mk2」は、全国の施設で巡回や立哨などの警備用途で使用されています。2023年8月には、音声アナウンス機能が搭載され、周囲への情報発信や注意喚起にも活用できるようになりました。今回の実証実験では、この機能を活用し、イベントの案内や万引き対策など、施設の付加価値向上に繋がる取り組みを行いました。

実証実験の内容と成果



① 館内情報発信による施設の付加価値向上

ロボットによるイベント案内の実施により、お客様の注目を集め、イベント会場への誘導効果が確認されました。従来の館内アナウンスと比べて、ロボットが動き回りながら情報を発信することで、より効果的に情報を伝えられることが分かりました。

② テナントスタッフ支援・万引き等の犯罪対策

テナント前にロボットを配置し、万引きを警戒するアナウンスを流すことで、テナントスタッフの安心感向上と万引き抑止効果が期待されました。テナントスタッフからは、「ロボットがいることで安心感が増した」「万引きへの警戒はロボットに任せられるようになり、他の業務に集中できた」といった肯定的な意見が多く寄せられました。

③ 早朝・深夜の出入口の監視

ホテルや映画館を併設する「ココノ ススキノ」では、営業時間外の早朝・深夜にもホテルや駅利用者が施設の出入口を利用します。ロボットによる出入口の監視は、遠隔からの監視を可能にすることで、安全性を高める効果が期待されます。

④ 複数フロアでの運用

ロボットを複数フロアで運用する場合、通常はロボットとエレベーターを連動させるための工事が必要となります。今回の実証実験では、警備員のサポートにより、ロボットをエレベーターに載せることで、複数フロアの運用を実現しました。これにより、各フロアの状況に合わせて、イベント案内や万引き対策など、多様な役割を担うことが可能となりました。

警備ロボット「SQ-2シリーズ」の特長



SEQSENSE株式会社は、自律移動型警備ロボット「SQ-2」と、クラウドシステムがセットになった警備ロボットシステム「SQ-Guard」を2019年から提供しています。人手不足が深刻な警備業務をロボットでサポートすることで、より安全で効率的な運営を実現することを目指しています。

「SQ-2」は、独自のセンサ技術と経路計画技術により、安定した自律移動を実現しています。また、遠隔操作機能や音声アナウンス機能、カメラ映像による巡回レポート作成など、多様な機能を搭載しています。これらの機能により、警備員が担当していた業務の一部をロボットに任せることで、人材不足解消や業務効率化に貢献します。

まとめ



今回の実証実験では、「SQ-2mk2」の音声アナウンス機能を活用し、イベント案内や万引き対策など、施設の付加価値向上や犯罪対策に効果があることが確認されました。今後もSEQSENSE株式会社は、警備ロボットの技術開発を進め、より安全で快適な社会の実現に貢献していきます。


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