歴史を味わう新作日本酒「東光安土桃山」
日本の酒文化の深さを感じさせるニュースが舞い込んできました。安土桃山時代に創業した歴史ある造り酒屋、小嶋総本店から新たに「東光安土桃山」が数量限定で発売されます。このお酒は、その命名通り、日本の日本酒の歴史を感じさせる特別な一品です。
小嶋総本店の歴史
小嶋総本店は、慶長元年(西暦1597年)に創業した酒蔵で、日本の酒蔵として現存する中で13番目に古い歴史があります。江戸時代には上杉家の御用酒屋として重用されていました。代表の小嶋健市郎氏は24代目の蔵元で、酒蔵の名「東光」は、米沢城から見た日の出の方角に由来しています。これにより、日本酒の名を冠した「米沢の日の出の酒」として広く知られています。
「東光安土桃山」の特徴
今回の「東光安土桃山」は、備前甕仕込という独特な製法で造られました。この技法は、安土桃山時代から続く酒造りのルーツに立ち戻る試みであり、特に小嶋総本店の誇る備前甕作家の松井宏之氏とのコラボレーションによって、初めて実現しました。創業の精神を大切にし、純米酒にこだわりながら醸造が行われました。
醸造のこだわり
「東光安土桃山」は、山形県産の亀ノ尾と、上杉神社が育てた米澤藩の田で栽培されたつや姫を用いて醸造されました。精米することなく、奮闘と工夫を凝らして生まれたこの日本酒は、希少な逸品です。備前甕という小さくデリケートな容器での醸造は、長い歴史を持ちながらも、近年ではあまり行われていません。これは非常に手間がかかるものの、その結果生まれる風味は特別なものとなります。
甕仕込みの魅力
この甕仕込みによって生まれるお酒は、土や石を感じる独特な風味を持ち、芳醇な香りとしっかりした酸味を楽しむことができます。特にこの新作は、メロンや梨を思わせる優しい香りが特徴で、複雑で力強い味わいに仕上がっています。舌の上での温度変化によっても異なる味わいを感じられるため、飲み方を工夫する楽しみがあります。
限定数量と購入方法
「東光安土桃山」は、720mlのボトルで、税込11,000円の価格で販売されます。限定数量900本で、初回は2021年12月3日に蔵出しされます。購入は自社特約店やオンラインストアから可能です。特に日本酒マニアにとって、このような歴史的な背景を持つ酒を手に入れることは貴重な機会です。
まとめ
小嶋総本店の「東光安土桃山」は、日本の酒造りの真髄と歴史を味わえる素晴らしい日本酒です。歴史的な風味を楽しみつつ、時代を超えた一本をぜひ体験してみてください。詳細な情報やオンラインでの購入は、
小嶋総本店の公式サイトをご覧ください。