ジオテクノロジーズが新たなステージへ、組織と人事の改革を発表
ジオテクノロジーズ株式会社は、2023年10月に新たな組織変更及び役員人事を発表しました。この変革は、同社の競争力を更に高めることを目的としており、特にメタバース関連の事業を強化したいという意向が表れています。
まず、新設されたメタバース事業本部では、位置情報ソリューションとマップソリューションを統合し、アプリケーション事業、GIS事業、そしてグローバル事業の3つを柱とする体制に移行します。これにより、地図や位置情報に対するより高度なアプローチが可能になるでしょう。
オートモーティブ事業に関しても、名称が改められ、「オートモーティブ事業」という役職名が新設され、これにより専任でのさらなる発展が期待されます。また、マップ開発本部は改変され、地図制作プロセスの自動化や加速化への取り組みが強化されます。特に、コンテンツ本部をマップ開発部門として位置づけ、効率的な地図制作に注力していく方針です。
新たに設立されたTCE本部は、顧客と企業全体において質の高い体験を提供するための組織で、革新性に富んだサービスの提供が期待されています。この部門は、顧客満足という観点からも重要な役割を果たすことになります。
人事異動も行われ、取締役副社長CFOには山根章氏が、経営戦略本部長には但馬一幸氏が就任し、社内の役割分担が一新されます。そして、特にデジタル本部は今回の人事を受けて、さらなる組織強化が図られることでしょう。執行役員や常務執行役員といった主要なポジションには、これまでの経験を持つ人材が配置され、さらに強固な経営基盤が築かれます。
また、子会社のグローバル・サーベイにおいても、代表取締役社長に藤澤秀一氏が就任し、コンテンツ本部長からの転任となります。これにより、同社の成長戦略とビジネスモデルのさらなる進化が見込まれます。
ジオテクノロジーズは、その創業以来、デジタル地図や位置情報ソリューションの分野で名を馳せてきましたが、今後は新たな技術やサービスを通じて、メタバースにおけるリーディングカンパニーとしての地位を確立していくことでしょう。
今日のデジタル社会において、リアルタイムでの情報配信や、ユーザーのニーズに合わせたサービス提供は企業の競争力の鍵を握っています。その中で、ジオテクノロジーズがもたらす革新は、国内外での地図産業全般にも大きな影響を与えると期待されています。
この新たな挑戦が、どのような成果を生むのか、業界関係者とユーザーの注目が集まります。今後もジオテクノロジーズからの発信に注目していきたいと思います。
会社情報
- 会社名
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ジオテクノロジーズ株式会社
- 住所
- 東京都文京区本駒込2-28-8文京グリーンコートセンターオフィス
- 電話番号
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03-6374-2560