寺田倉庫が国際文化賞受賞
2018-08-10 15:00:07

寺田倉庫、モンブラン国際文化賞を受賞!日本の法人として初快挙

寺田倉庫、モンブラン国際文化賞を受賞!日本の法人として初快挙



世界的に有名なラグジュアリーブランド「モンブラン」が主催する権威ある「モンブラン国際文化賞」において、日本の法人として初めて寺田倉庫が受賞しました。同賞は1992年に創設され、芸術文化の発展に貢献した個人や団体を表彰する、世界でもユニークな賞です。これまでに、英国皇太子殿下やアニエスベー氏など、著名な方々が受賞しています。

今回の受賞は、寺田倉庫の代表取締役である中野善壽氏のリーダーシップと、天王洲エリアにおける積極的なアート振興活動が評価された結果です。天王洲エリアは、寺田倉庫の取り組みによって、若手アーティスト支援のアワード開催、希少な画材を集めた画材ラボ、レンタルアトリエの運営、そしてアート作品の運送・展示・保管・修復をワンストップで提供するなど、アートの聖地として生まれ変わりました。

中野氏は受賞にあたり、「仲間たちと共にこの賞を頂けたことに感激している。この誇りを糧に、さらなる挑戦を続けたい」とコメント。授賞式には、中野氏と親交のある建築家、隈研吾氏がゲストオブオーナーとして参加し、寺田倉庫の活動と、天王洲エリアからの文化発信への期待を語りました。また、アーティストのサラ・オレイン氏による美しい歌声も、華やかな式典を彩りました。

授賞式では、歴史上の偉大なアートパトロンをテーマにしたモンブランの特別限定万年筆「パトロンシリーズ」が贈呈されました。この万年筆は、毎年、受賞者数分しか生産されない希少な逸品です。

寺田倉庫は1950年創業。美術品やワインなどの保管技術で高い評価を得てきた企業です。近年は、天王洲エリアをアートの発信拠点として再生すべく、アート関連事業に力を入れており、その活動は、美術品修復施設や画材ラボ、ギャラリー、ミュージアムの運営、伝統芸能の支援など多岐にわたります。

中野氏は、伊勢丹や鈴屋を経て、台湾で活躍後、2011年に寺田倉庫に入社。代表取締役として、組織再編や事業構造改革を推進し、アート事業を積極的に展開してきました。その手腕は、アートコレクターとしての視点と、ビジネスマンとしての戦略眼を融合させたものと言えるでしょう。

今回の受賞は、寺田倉庫の活動が国際的に認められた証です。15,000ユーロの主賞は、「一般財団法人 MONTBLANC -TERRADA財団」の設立資金の一部として活用され、難病と闘う子どもたちを支援するアートプロジェクトなどに充てられる予定です。これは、寺田倉庫が単なる企業活動を超えた、社会貢献への強い意志を示すものです。

授賞式には、多くのアーティストも参加しました。神馬啓佑氏、鈴木ヒラク氏、中島崇氏、藤元明氏、水川千春氏、山本努氏など、現代美術を代表する面々が、それぞれの作品で式典を盛り上げました。

モンブランは、創業以来100年以上にわたり、筆記文化の発展に貢献。万年筆をはじめ、時計、レザーアイテムなど、高品質な製品を世に送り出しています。芸術文化への支援にも積極的に取り組んでおり、「モンブラン国際文化賞」はその代表的な活動です。

寺田倉庫の受賞は、日本のアートシーンにとって大きな意義を持つ出来事です。今後、天王洲エリアが世界的なアート拠点としてさらに発展していくことが期待されます。

会社情報

会社名
リシュモン ジャパン株式会社
住所
東京都千代田区麹町1-4半蔵門ファーストビル 7F
電話番号

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