「八月八日 屋根の日」について
毎年8月8日は、瓦屋根の良さを再認識する日として「屋根の日」として認定されています。この日が選ばれた由来は、漢字の「八」が屋根の形に似ていることや、「屋=ヤ=8」という音の重なりが瓦を重ねることに通じるからです。この特別な日に、全日本瓦工事業連盟(全瓦連)の青年部が主導するイベントが行われています。
屋根の日におけるPR活動の概要
令和6年、8月1日から8月17日の期間にわたり、全国各地で具体的な瓦屋根の点検や清掃活動が行われる予定です。この取り組みには、全国から240人以上の若手瓦職人が参加し、彦根城をはじめとする歴史的建物の屋根を点検する重要な役割を担っています。また、学校や公共施設でも清掃活動が実施され、ドローンの利用による点検も行われる予定です。
活動期間中は、各種イベントにも参加する予定で、参加者に向けてリーフレットを配布するなどの広報活動も進めています。
瓦屋根の新しい工法
現在の瓦屋根工事は、建築基準法に基づいた新しい工法により、以前よりも耐災害性が高まり、長持ちするようになっています。この新技術を用いることで、屋根の安全性と快適さを高め、日本の風土に合った住まいを届けることが可能となっています。そのため、若手の瓦職人たちはこの魅力を広めるべく、屋根の日のPR活動に踊り出るのです。
全日本瓦工事業連盟について
一般社団法人全日本瓦工事業連盟(全瓦連)は、全国42都府県に2,125の事業所を持つ業界団体です。この組織は、瓦工事の社会的、公共的役割を担っており、行政や学会、建築家、ユーザーからの信頼を獲得することを目指しています。
また、最近改正された建築基準法では、全瓦連が推奨する耐風耐震工法が新基準となっており、これにより技術者たちは安全な瓦屋根を提供し続けることが求められています。日本の四季を感じられる瓦屋根は、古来からの住まい方と深く結びついており、これからも日本の風土に根付いた住まいを守っていく必要があります。
青年部の活動
全瓦連の青年部は、45歳以下の若手で構成され、全国で400名以上のメンバーが在籍しています。この部門では、最近問題となっている悪質業者や詐欺から消費者を守るための公的機関との連携を模索しており、定期的に意見交換を行っています。地域に根差した活動を推進し、安心で安全な工事を提供することをモットーとしています。
おわりに
「八月八日 屋根の日」を通じて、瓦屋根の安全性や持続可能性が広がります。一年に一度のこの特別な日は、ただの記念日ではなく、屋根のことを考える良い機会です。ぜひ皆さんも、自宅の屋根を改めて見つめ直し、その魅力を再確認してみてはいかがでしょうか?
詳しい情報は
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