テクノヒルが新たに登場させたクラウドソフト「スマートSDS」は、化学品に関連する事業者にとって非常に役立つツールです。
2024年11月から本格的に提供を開始するこのソフトは、誰でも簡単に安全データシート(SDS)を作成できることを目指しています。特に11月中にトライアル申し込みを行うと、初期費用が特典として無料になるので、興味のある方はぜひ利用してみてください。
効率的なSDS作成
SDS作成にかかる工数を従来の1/10以下にすることができるというのは、テクノヒルが強く掲げる理念の一つです。化学品を扱う企業がデジタルトランスフォーメーション(DX)を進める中で、少しでも負担を軽減できるように開発されました。方法は簡単です。成分や物性情報を入力することで、多くの情報が自動的に生成されるため、従来手間のかかっていた作業がスムーズに進みます。
さらに、操作がシンプルで、複雑な手順を必要としないため、経験の浅い担当者でも安心して使えるのがポイントです。加えて、判定アシスト機能も搭載しているため、誰でも直感的に操作できます。実際に先行利用を行った企業からは、「どう操作するかが一目でわかり、非常に使いやすい」という声が寄せられています。
法改正とSDSの重要性
2024年4月の労働安全衛生法の改正を受けて、SDS作成が義務づけられる化学物質が新たに234物質追加されることが決まりました。これにより、SDSを作成する必要がある対象物質は約900に上ります。2025年、2026年にはさらに多くの物質が追加されることが見込まれているため、SDSを作成するのが今後ますます重要になるでしょう。
テクノヒルも、化学物質に関する管理の相談窓口を運営しており、中小企業から上場企業に至るまで多様な相談が寄せられています。法改正の影響で、特に中小企業からの問い合わせが急増しており、SDS作成に関する課題が浮き彫りになってきています。
スマートSDSの開発背景
既存のSDS作成ツールは多くの場合、専門家向けであり、専門知識を持たない企業にとっては利用が難しいという課題がありました。そのため、テクノヒルは株式会社Dynagonと共同で「スマートSDS」を開発しました。このツールは、高品質なSDSを標準化して作成できる仕組みを持っており、最新の危険有害性情報や法令情報を照らし合わせることができます。
未来の機能
さらに、将来的にはAI機能の追加も予定されています。外部データを日本語版のSDSに変換する機能が実装される見込みで、特に翻訳作業を行っている業者にとっては、大幅な効率化が期待できます。
価格と問い合わせ
月額定額プランが用意されており、作成するSDS本数に応じて選択することができます。詳細については、以下のリンクを参照して、実際に利用を検討してみてください。
スマートSDS公式サイト
テクノヒル株式会社は、医療や化学物質の管理を通じて、「見えなかったものを見えるように」、リスク管理を行っています。これからも安心・安全な社会を目指して、様々な支援を行っていく予定です。