情報誌『たびだち』100号
2022-02-02 11:00:13

ひきこもり家族会の情報誌『たびだち』が100号を迎え、希望の発信続く

ひきこもり家族会の情報誌『たびだち』が100号を迎えた



ひきこもりを抱える人たちやその家族の実情を知り、理解を深めるための情報誌『たびだち』が通算100号を達成しました。この情報誌は、ひきこもり家族会が企画や制作に関わり、当事者の視点を大事にした内容が特徴です。

『たびだち』の誕生と役割



『たびだち』は、1999年に立ち上げられたKHJ家族会により、ひきこもりという社会問題の認知を高める役割を果たしてきました。現在、日本全国39都道府県にわたる56の地域家族会と連携し、情報を発信しています。ひきこもりに苦しむ人々が集まり、意見や感情を共有する場としての機能も果たしています。これにより、家族は「私だけではない」と感じられるようになり、お互いに支え合う環境が生まれています。

コロナ禍の影響と新たなニーズ



現在、コロナ禍の影響で人々はますます分断され、ひきこもりや8050問題(80歳代の親と50歳代の子の問題)など、さまざまな悩みを抱える家族が増えています。『たびだち』はこうした多様な抱える悩みに向け、今後も質の高い情報の発信を続けることを掲げています。

編集長の思い



編集長の池上正樹は、ひきこもり当事者の声を重視し、その生の声を誌面で提供し続けることに情熱を注いでいます。彼は、専門家の知識だけでなく、当事者の直接的な経験が読者にとっての理解を深める一助になると信じています。

『たびだち』の特徴



『たびだち』は、ひきこもりに関する多角的な情報を提供する総合誌であり、当事者や家族が取材対象とし、信頼性の高い内容が特徴です。タレントや政治家とのインタビュー、さらには家族の生の声を通じて、ひきこもりに関する誤解を解く努力が続けられています。

べての人にとって生きやすい社会の実現へ



「ひきこもり」という言葉の社会的認知は依然として低いものの、コロナ禍を通じてその考え方は少しずつ変わりつつあります。誰もがいつ、どこでこの問題に直面するかわからない中で、ひきこもりを生きやすい社会の実現は、すべての人にとっての生きやすさに直結するのです。

編集部の募集について



『たびだち』は常に新しい編集メンバーを募集しており、参加希望者はオンラインでの編集会議を見学することが可能です。誰もが参加し、共に考える場として、『たびだち』は開かれています。

『たびだち』の情報は、ウェブサイトでご覧いただけます。さまざまな情報が集まった本誌により、少しでも多くの人が理解を深め、支え合える社会が実現できることを願っています。

会社情報

会社名
特定非営利活動法人 KHJ全国ひきこもり家族会連合会
住所
東京都豊島区巣鴨3-16-12第二塚本ビル2階
電話番号
03-5944-5250

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