住友林業が新たにスタートした邸宅分譲プロジェクト
住友林業株式会社は、2023年7月に新しい「邸宅分譲プロジェクト」を発表しました。このプロジェクトは、都心部においてゆとりあるハイグレードな戸建住宅を提供することを目的としています。初めての試みとして東京都品川区にある「フォレストガーデンGrande洗足」の4区画が販売され、引渡しが完了しました。この分譲地は広い敷地面積を設け、プライバシーを確保しつつ洗練された街並みを実現しています。
ハイグレードな戸建住宅の需要
最近、都心部では広い敷地面積を持つ高品質な戸建分譲住宅へのニーズが高まっています。住友林業はこの流れを受け、「邸宅分譲プロジェクト」を展開。主に利便性が高い城南エリアを中心に、1区画の敷地面積は150㎡以上、延床面積は120㎡以上を計画しています。これにより、利用者は都市の喧騒を忘れられる空間を手に入れることができるでしょう。
高い性能とデザイン性を兼ね備えた住宅
住友林業が手掛ける住宅は、外観デザインにこだわり、木質感溢れる室内空間を持っています。耐震性能は最高等級3を取得し、長期の保証やメンテナンスも整っており、安心して住むことができます。また、太陽光発電や環境に配慮した機器を導入することで、エコフレンドリーな暮らしを提供します。
「フォレストガーデンGrande洗足」の特徴
「フォレストガーデンGrande洗足」では、街区内の4邸それぞれ異なる外観デザインが特徴です。そのため個性的な雰囲気を醸し出し、居住者のライフスタイルに合わせた空間を提供します。材料にはオリジナルの「PRIME WOOD」を使用し、センスあふれる内装に仕上げています。リビング・ダイニングには開放的な空間を演出するための吹抜けや勾配天井が採用され、温かく居心地の良い環境が創出されています。
また、プライバシーに配慮し、各邸宅の距離を確保した設計としました。街区内は無電柱化され、外部からの視界にも配慮されています。その結果、居住者が安心して生活できるプライベート空間が形成されています。
プロジェクトの背景と今後の展望
住友林業は2005年にまちづくり事業部を設置し、以来約4,700棟の戸建分譲住宅を販売してきました。これまでの実績を基に、今後も「Mission TREEING 2030」という長期ビジョンを掲げ、2030年までに年間900棟の戸建分譲住宅の販売を目指しています。このプロジェクトは、進化する住宅のニーズに応え、より良い人々の住まいに貢献することを目的としています。
住友林業は、森林経営から木材建材の製造、戸建住宅の請負や不動産開発など、様々な分野で木を軸としたビジネスを展開しています。今後も自社のバリューチェーンを通じて、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めていくでしょう。これからの住宅市場における新たな可能性に期待が膨らみます。