ノバルティス、好成績を維持
2025-02-14 14:21:26

ノバルティス、2024年通期の業績が引き続き好調に推移

ノバルティス、2024年通期の業績が引き続き好調に推移



スイスに本社を置く製薬企業、ノバルティスは2024年1月31日に発表した最新の業績報告において、売上高と利益率の大幅な成長を遂げたことを明らかにしました。2024年通期における売上高は前年同期比12%増(実質ベースでは同11%増)、コア営業利益は22%増(実質ベースで19%増)という喜ばしい結果となりました。

この成長の要因として、主力製品であるエンレスト(31%増)、コセンティクス(25%増)、ケシンプタ(49%増)、Kisqali(49%増)、Pluvicto(42%増)、レクビオ(114%増)の良好な売上実績が挙げられます。これにより、コア売上高営業利益率は38.7%となり、3.3ポイントの増加を記録しました。

営業利益は実質ベースで55%増の145億米ドル、純利益も同様に45%増の119億米ドルに達しました。加えて、コアEPS(1株当たり純利益)は7.81米ドル(実質ベースで21%増)となり、フリーキャッシュフローは163億米ドルに達しました。

第4四半期の詳細な動向


2024年第4四半期に目を向けると、売上高は前年同期比で16%増、コア営業利益は29%増を達成しました。エンレストやKisqaliなどの主力製品の引き続きの好調ぶりが、売上高の伸びを牽引しています。

特に注目すべきは、研究開発部門における重要な進展です。ノバルティスは、Ph+ CML-CP(慢性骨髄性白血病)に対するセムブリックス、HR+/HER2-の早期乳がんにおけるKisqaliのEU承認取得、C3腎症におけるファビハルタのFDA申請など、多くの新しい承認を得ることができました。

配当と今後の見通し


2024年の年間配当金は前年より6.1%増となる1株当たり3.50スイスフランに設定されています。また、2025年の業績予想としては、売上高の一桁台半ばから後半の成長率、コア営業利益は一桁台後半から10%台前半の成長率が見込まれています。

ノバルティスのCEO、ヴァス・ナラシンハン氏は次のように語っています。「2024年は、売上高およびコア営業利益が共に実質ベースで12%増、22%増という素晴らしい業績を挙げ、新たな承認などのイノベーションでも重要なマイルストーンを達成しました。」今後も持続的な成長を期待されています。

業界での立ち位置


ノバルティスは、革新的医薬品の研究開発に特化した企業へとシフトし、循環器、腎臓、免疫疾患、中枢神経系、ならびに腫瘍学の4つのコア領域に注力しています。この戦略的な取り組みは、今後の事業成長を支える基盤となるでしょう。

まとめ


ノバルティスは2024年通期において、売上高および利益率の大幅な成長を実現し、研究開発の重要なマイルストーンを達成しました。これらの成果は、同社の革新性と市場での競争力を証明するものであり、今後のさらなる成長が期待されています。


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会社情報

会社名
ノバルティス ファーマ株式会社
住所
東京都港区虎ノ門1丁目23番1号虎ノ門ヒルズ森タワー
電話番号
03-6899-8000

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