『蓬莱』の放出
2025-09-09 15:23:44

静岡大学の超小型衛星『蓬莱』がISSから放出される日が迫る!

静岡大学が誇る超小型衛星STARS-Me2、愛称『蓬莱』がついに国際宇宙ステーション(ISS)から放出される重要な日が近づいています。放出日は令和7年9月19日(金)で、時間は午後7時から8時までの予定で実施されます。この特別な瞬間を見逃さないために、静岡大学浜松キャンパスにて開催されるパブリックビューイングにぜひ参加してください。

このイベントでは、学生たちが研究室を運営し、放出の様子をリアルタイムで見届けます。気になる方は、あらかじめ申し込みフォームを通じて参加登録を行うことが推奨されています。ISSの運用状況によっては、日時が変更される可能性がありますので、その点を考慮してください。また、放出後の衛星からの電波受信の中継も予定されていますが、運用解析が必要なため、詳細は当日お知らせされます。

STARS-Me2は、前モデルであるSTARS-Meの後継機です。この衛星のユニークな点は、1U CubeSat(10cm立方超小型衛星)から10mのテープテザーを展開することで、大気抵抗を増加させ、軌道降下を効率的にコントロールすることを目指している点です。このテクノロジーは、宇宙デブリ問題への対応策として期待されており、すでに特許も出願されています。

衛星の構造には、石敏鐵工株式会社が開発した一体型フレーム(MBF)を用いており、この強固なデザインが衛星の安定性を高めています。また、衛星に搭載されているカメラは、テザーを伸展する際の様子を捉えることができ、その映像は多くの人々にとって魅力的なものとなるでしょう。このイベントは、参加者がSTARS-Me2をより身近に感じる機会となります。

さらに、衛星開発中に行われたユニークな取り組みとして、2019年には「宇宙空間にあなたの思いを俳句にのせて届けませんか」というテーマで、小中高生から募集した俳句が1,500以上応募されました。2020年には、愛称の募集も行われ、多くの子どもたちの思いが集まり、「蓬莱」という名が付けられました。この俳句優秀作品および愛称『蓬莱』は、実際に衛星に搭載され、宇宙に旅立つ準備を整えています。

「蓬莱」の名を冠したこの衛星は、静岡県内の未来を担う小中高生の思いや創造性が反映された象徴的な存在です。イベントでは、専用のペンを用いて、裏面に「蓬莱」の愛称を書き込む俳句銘板が取り付けられる瞬間も体験できるかもしれません。加えて、この衛星の放出は、教育や科学、宇宙への関心を高め、次世代の科学者や技術者の育成にも貢献することが期待されています。皆さんもぜひ、この貴重な経験の一部となりましょう。

公式ホームページやX(旧Twitter)もチェックして、最新情報を逃さずに!静岡大学とSTARS-Me2の挑戦を、応援していきましょう!


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会社情報

会社名
国立大学法人 静岡大学
住所
静岡県静岡市駿河区大谷836
電話番号
054-237-1111

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