メタバース技術で未来を体感!
2023年10月、三重県四日市にある第一学院高等学校で、メタバース技術を駆使した未来型体験授業が開催されました。この授業は、生徒たちが「夢中になれるもの」に触れることを目的としており、様々な体験を通じて学びを深める機会を提供しました。
体験授業の内容と目的
講座1:情報の取捨選択を知る力
この200分の講座では、YouTubeを利用して英語コンテンツを探すことで「情報の取捨選択」を身に着けました。生徒たちはアプリ開発を将来の選択肢として考え、社会で自立するための力を体感することが求められました。アプリを開発することで収入を得られる可能性がある一方で、英語や数学の学びが不可欠であることに気づく場面が多く見受けられました。
- - VR体験: 情報の選択や価値を実際に体感し、自らの興味の幅を広げる体験。
- - MR体験: 自分の世界を広げるための方法としてMixed Reality(MR)の利点を享受。
- - MRアプリ開発体験: 実際にアプリを開発し、社会自立を体感しました。
講座2:問題解決の力を養う
続いての100分間の講座では、3次元の視点で現象を捉える力を育むことがテーマになりました。テクノロジーが社会課題を解決し、人々にエンターテインメントを提供する力を持つ一方で、基礎的な数学や理科の学びが重要であることが強調されました。多くの生徒たちが「入試勉強」として捉えていた知識が、未来社会を創る上で不可欠なものであると気づく瞬間がありました。
- - ゲーム開発演示: 英語を学ぶことの意義を感じる機会。
- - MR理科学習: 数学や理科の基礎が、どのように応用されるかを体感。
- - 具体的な教科・進学指導: 今後の進路についても具体的に考える機会がもたらされました。
生徒の声
体験を終えた生徒たちは、それぞれの感想を語りました。
- - 「近い未来について考えた。もっと体験したい」(1年生・男子)
- - 「自分の世界が広がったと思う」(1年生・女子)
- - 「一番すごかった」(2年生・男子)
- - 「ゲームを作ってみたい」(2年生・女子)
- - 「将来役立つと思う。挑戦したい」(3年生・男子)
- - 「数学の応用を知ったので、早く勉強を終わらせたい」(3年生・男子)
このように、生徒たちはメタバースを通じて新しい知識や視点を獲得し、未来に対する期待感を高めていきました。
今後の展望
そして、2022年中にはこの授業の発展形が三重県の三重高等学校と共同で行われる予定です。遠隔やハイブリッド形式の授業にメタバース技術を取り入れることで、さらなる可能性を探る試みです。
お問い合わせ先
フィール・フィジックス
三重県四日市栄町1-11ビズスクエアよっかいち514B
ホームページはこちら
この新たな未来への挑戦は、教育界においても注目を集めることでしょう。国を超えて、メタバース技術を用いた体験学習の可能性は今後ますます広がっていくことが期待されます。