新辞書Media of Langue
2023-11-30 11:01:10
言語の境界に意味の地図を描く新辞書「Media of Langue」登場
言語の境界を越えた新たな辞書「Media of Langue」
言語の壁を超えた情報の地図、それが新しく公開された辞書「Media of Langue」です。この辞書は、従来の辞書にはない革新的なビジュアル化と機能を提供し、言語の相互作用を視覚的に捉えることができます。Webアプリケーションとして展開され、ユーザーは異なる言語の単語がどのように翻訳され、相互に結びついているかを体験できます。
Media of Langueの特徴
この新しい辞書は、言語間でどの単語がより多く翻訳されたかを基に、太さや位置によって関係性を示しています。たとえば、「美しい」という単語が英語の「beautiful」として多く翻訳される場合、この二つの単語は太い線で結ばれ、視覚的に強い関連性を持って表示されます。ユーザーは簡単に興味のある単語を検索し、言語の地図を探索して学んでいくことができます。
幅広い使用法
「Media of Langue」の利用方法は多岐にわたります。辞書としての機能だけでなく、類語辞典としても活用できます。例えば、日本語から英語に翻訳を試みる際、両方の言語のニュアンスを同時に理解する手助けをしてくれます。また、異なる言語の単語を相対的に捉えあうことで、親しみのない言語の感覚をよりよく理解できる点も魅力です。
類語辞典としての役割
この辞書は、実質的には日本語類語辞典、英語類語辞典、そして英和・和英辞典など、複数の辞典の役割を果たします。複数の辞書を何度も参照する必要がなく、一つの地図上で全体像を把握できるため、効率的な学習と理解が可能です。
翻訳の実際を映し出す
「Media of Langue」が描くのは、言葉の関係性に基づく「翻訳の交通網」です。道の太さは翻訳された量を示し、どの単語がどのように訳されているのか、そのリアルな状況を把握できます。これにより、どの訳が適切とされているかだけでなく、実際の翻訳記録が生きた情報となります。
継続的な発展
このプロジェクトは非営利で運営されているため、データベースの維持や運営に向けて寄付も募集しています。多くの言語話者とエンジニアのサポートによって、数か月後にはさらなる機能が追加されることが期待されています。
制作チーム
「Media of Langue」は、アーティストの村本剛毅氏により発案され、東京大学の同級生たちと共に4年半をかけて開発されました。彼の独自のアプローチによって、言語の境界を超えた意味の新しい理解が提案されています。
「Media of Langue」は、ただの辞書に留まらず、言語とコミュニケーションの可能性を広げる「パブリック・スカルプチャー」として、あなたの言語学習に革新をもたらすことでしょう。さあ、この新しい辞書を手に取り、新たな言語の世界を探索してみませんか?
会社情報
- 会社名
-
合同会社Media of Langue
- 住所
- 東京都渋谷区道玄坂1丁目10番8号渋谷道玄坂東急ビル2F−C
- 電話番号
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070-3789-7439