宇宙で獺祭醸造!
2024-12-11 09:19:08

宇宙で挑む日本酒!人類初の獺祭醸造プロジェクト

2025年後半、旭酒造株式会社が人類史上初となる宇宙空間での日本酒、獺祭の醸造に挑戦することを発表しました。場所は国際宇宙ステーション『きぼう』の日本実験棟です。このプロジェクトでは、山田錦を始めとする米、麹、酵母、水を宇宙に打ち上げ、宇宙での発酵プロセスを経て、特別な一本を地球に持ち帰り、最終的に「獺祭MOON – 宇宙醸造」として販売される予定です。希望小売価格は驚きの1億円!その出荷額は全額、日本の宇宙開発事業に寄付されるとのことです。

このプロジェクトの背景には、2040年代の月面移住計画があり、長期間にわたる月生活において、酒が人々の生活に彩を添える存在になる可能性が考えられています。酒に適した穀物である米は輸送が容易であり、月面での醸造に適しているため、将来的には月面でも獺祭を楽しめる日が来るかもしれません。これに向けて、『きぼう』内で月面の重力を再現し、その環境下で醸造を試みることが今回のプロジェクトの第一歩となります。

旭酒造は三菱重工業株式会社、愛知県の産業科学技術総合センターと協力し、醸造装置の開発を進めており、2024年7月にはJAXAの有償利用制度によって、醸造試験の計画が承認されました。実際の醸造装置は、細胞培養追加実験エリア(CBEF-L)に設置され、このエリア内の人工重力発生機を活用して、月の重力(地球の約1/6)を再現します。

醸造プロセスでは、宇宙飛行士が打ち上げられた原材料と仕込み水を混ぜて発酵を開始し、その後は自動的に撹拌が行われる仕組みです。これにより、独自の並行複発酵現象を宇宙で確認することを目指しています。この過程で生まれる醪(もろみ)は約520g。冷凍され地球に持ち帰られ、最終的に日本酒として搾られます。

特に注目すべきは、この特別な日本酒がもたらす意味です。単なる酒造り以上に、人類の宇宙での活動が広がる未来を想像させる行為です。日本酒が宇宙で生まれることで、地球と宇宙の架け橋となることを期待されています。また、長期的には、月面水を活用した醸造も視野に入れているようであり、日本酒が人類の新たな星への旅に不可欠な要素となる可能性を秘めています。

今後、醸造装置の詳細や販売の具体的な情報については追って発表される予定です。このプロジェクトが成功すれば、日本酒の新たな歴史の1ページが刻まれるでしょう。旭酒造の挑戦とその成果が、我々にどのような未来を示してくれるのか、楽しみにしたいです。


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会社情報

会社名
旭酒造株式会社
住所
山口県岩国市周東町獺越2167-4
電話番号
0827-86-0120

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