JR東日本とNRIが地域創生を支援する新インキュベーター設立

地域創生を目指す新たな挑戦

JR東日本グループと野村総合研究所（NRI）が共同で設立した『地域みらいブレインリンク』が、地域創生のための新たなインキュベーターとして注目を集めています。このプロジェクトは、JR東日本のグループ経営ビジョン「勇翔2034」に基づき、ライフスタイルの変革（LX）を推進することを目的としています。

ノウハウの融合で地域のイノベーションを加速

『地域みらいブレインリンク』では、JR東日本の幅広い顧客接点やネットワークと、NRIの専門的なリサーチ能力、課題解決力を活かします。これによって、地域のイノベーターに対し、ビジネスアイディアの発芽から社会実装に至るまで、一貫した支援を行うことが可能になります。

今後、このインキュベーターは地域課題の解決に挑むイノベーターを募集し、TAKANAWA GATEWAY CITYを拠点に、イノベーションの拠点『LiSH』を日本国内及びアジア圏を中心に展開していきます。初めての拠点『LiSH Akita（仮称）』の開設も予定されています。

支援内容は多岐にわたる

地域みらいブレインは、地域の困りごとに対する寄り添った支援を行い、以下の三つの重点領域において地域イノベーターの活動を支援します：

1. 生活基盤の整備
- 持続可能な地域交通の構築や、医療サービスの向上に向けたデマンド交通や自動運転技術の活用を支援。

2. 産業振興
- スマート農業や6次産業化の推進を通じて、地域の経済を活性化し、観光業のDX支援を行います。

3. 人材育成
- 地域の人材を育成し、イノベーションを生み出す新たなビジネスモデルの創出を目指します。

「LiSH」ネットワークでの連携

TAKANAWA GATEWAY CITY内に位置する『LiSH』は、地域イノベーターを支える拠点として整備され、全国各地及び海外に展開されます。駅ビルの秋田駅に設立される『LiSH AKITA』を皮切りに、地域のニーズに応じたイノベーションを生み出していきます。これにより、地域のみならず国際的なネットワークを介した知識や資源の共有が進むと期待されています。

今後の展望

地域みらいブレインは、地域の生活基盤や産業の発展、人材育成に寄与するためのデジタルサービスの提供を進め、地域イノベーターの活動を支援します。@LIH では新たなアイデアを持つ起業家を積極的に募集中です。興味のある方や地域企業はぜひご参加ください。これからの地域創生には、全ての人が共に歩むイノベーションの推進が不可欠です。地域みらいブレインリンクの公式サイトでは、今後の募集詳細なども発表される予定です。

地域の未来を見据えた新たな取り組みが、どのような成果を生み出すか、引き続き注視していきたいと思います。