越境ECプラットフォームとロボティクスの融合
プラスオートメーション株式会社(以下、+A)が、越境ECプラットフォーム「Doorzo」に新たに導入した物流ロボット「AirRob」。これにより、国際的な商品配送がどのように進化し、効率化されるかを探ります。
物流の効率化と事業成長への挑戦
「Doorzo」は、120カ国以上で400万人のユーザーに利用されている越境ECプラットフォームです。このプラットフォームは、国内の様々なECサイトと提携し、日本の商品を海外に発送する代理購入サービスを行っています。これまで、同プラットフォームは、t-Sort 3Dやt-Sort sd5という従来のシステムで運用していましたが、事業が成長するにつれ、商品を保管するための能力が不足していました。
そのため、より効率的に空間を使える保管ソリューションを模索していたところ、プラスオートメーションの「AirRob」が最適な選択肢となりました。AirRobの導入により、従来の高さ2メートルの保管棚は、5メートルの高密度自動倉庫に置き換えられ、1万トートを保管することが可能になりました。
「AirRob」の特長と利点
「AirRob」は、多様な操作ステーション、フロアボット、クレーンの追加が容易で、物流施設の処理能力を簡単に向上できる設計が特徴です。今回、SIGが求める高い処理能力は、保管ラック2列あたり4台のクレーンを配置することで実現しました。
また、導入の決め手として以下の3つのポイントが挙げられます:
1. 既存のt-Sortシステムを有効に活用可能
2. 運用設計からメンテナンスまで、全てを+Aに委託可能
3. 契約から実際の運用開始までのリードタイムがわずか3ヶ月
これにより、SIGは業務の効率化を大幅に図れることになりました。
高密度保管の新時代
「AirRob」の導入は、単なる物流業務の効率化だけではありません。倉庫の設計において、高さや形状が異なるフロアに合わせた自由なレイアウトが可能で、防火区画を越えることもできます。これにより、ラック間のクリアランスやステーションの設置スペースが小さく、倉庫のスペースを最大限に活用することができるようになります。具体的には、600トート/時間/ステーションという高ピッキング速度を実現しており、これまで自動倉庫を導入する際のハードルを下げています。
このように、プラスオートメーションは、より効率的で柔軟な物流現場を実現することで、多くのお客様の現場における課題を解決していきます。
まとめ
「AirRob」の登場によって、越境ECの物流の未来が大きく変わる可能性があります。プラスオートメーション株式会社は、今後もさまざまな技術を駆使し、物流業務のさらなる効率化と革新を目指していきます。URLでの詳細情報確認や、お問い合わせも可能です。詳しくは
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