新たなマーケティングサービス
2018-08-10 13:30:20

弘亜社が生活者の動態情報を活用した新たなマーケティングサービスを開始

弘亜社、トレジャーデータと連携した新たなマーケティングサービス「MOVING.365」を発表



株式会社弘亜社(東京都中央区)は、米国のトレジャーデータ社と提携し、生活者のデイリーな動態情報を利用した新しいマーケティング支援サービス「MOVING.365」の開発を進めています。このサービスは、リアルな空間での人々の動きや行動を把握し、企業が効果的にマーケティング戦略を立てることを目的としています。

「MOVING.365」のコンセプト



「MOVING.365」は、トレジャーデータ社が提供する「ARM TREASURE DATA eCDP」を基に構築されています。このプラットフォームは、オンライン広告やCRM領域におけるデジタル上の行動ログデータを統合することで、パーソナライズされたマーケティングを実現するものです。

弘亜社はコーポレートスローガンとして「MOVING.X」を掲げ、リアルな空間での生活者の感情や衝動を引き出すプロデューサーとしての役割を果たしています。従来、リアルな場所でのマーケティングはターゲットの絞り込みやカバレッジの限界から効果が限定的とされてきました。しかし、スマートフォンやIoTデバイスの進化、さらにはSNSの発展により、リアル空間での効果的なターゲティングが実現可能になりました。

サービスの具体的な機能



「MOVING.365」では、スマートフォンからの位置情報や各種センサーデータを集約・分析し、リアル空間の動態情報を日別に管理します。このデータをもとに、ターゲットに最適な広告プランを提案し、広告効果を測定することが可能です。主な機能は以下の通りです。

1. 日別データ管理
実施施策における日程や季節、イベントに基づき効果的なマーケティング戦略を練るためのデータを提供。

2. 地域・時間帯の把握
ターゲットにアプローチするためのエリアや時間帯を特定。

3. 広告効果の分析
同一パネルを使った調査で広告接触や購入意向を分析し、効果を測定。

4. PDCAサイクルの活用
蓄積したデータを用いることで、戦略の改善に役立てます。

弘亜社は、2018年秋を目途に「MOVING.365」の本格サービスを開始予定です。現時点では、大手化粧品会社と共同で広告効果の試験的な解析を進めています。

進化する広告業界



「MOVING.365」サービスの開始後は、クライアント企業の保持するパネルデータとの連携を深めることで、より個別化されたマーケティング支援を行うとのこと。また、テレビCMとインターネット広告の効果を統一した指標で測定する試みも進められており、広告業界全体の質的向上を目指しています。

弘亜社とトレジャーデータ社について



弘亜社は1938年に設立され、公共の場での広告コミュニケーションに力を入れてきました。創業80周年を迎える2018年には、更なる進化を目指し、CIの一新を行い、社会的な影響を与える活動に注力しています。

トレジャーデータ社は、シリコンバレーに設立され、企業のデータをリアルタイムで統合するソリューションを提供しています。この二社の協力により、マーケティングの新たな地平が開かれることが期待されています。

会社情報

会社名
株式会社 弘亜社
住所
東京都中央区銀座6‐12‐1第2寿ビル
電話番号
03-3571-5641

トピックス(経済)

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