TMS-007の臨床試験開始
2026-02-19 15:52:22

急性脳梗塞治療薬の臨床試験始動、TMS-007が日本で第一歩

TMS-007(JX10)臨床試験が日本で始まる



急性脳梗塞(AIS)治療薬候補「TMS-007(JX10)」の臨床試験、ORION試験が日本で開始されまし。試験の最初の患者が登録されたことは、医療界にとって重要な一歩です。

この試験は、Corxel Pharmaceuticals Limitedが主導しており、株式会社ティムスが日本における治験依頼者として関与しています。すでに2025年5月16日に、ORION試験の最初の被験者への投与が発表されています。これにより、急性脳梗塞の新しい治療法の可能性が具体的な形で動き出しています。

ORION試験の概要



ORION試験は、多施設・シームレスな形式で、二重盲検、プラセボ対照として実施される第2/3相の臨床試験です。対象となるのは、最終健常確認時(Last Known Well:LKW)から4.5~24時間以内に急性脳梗塞を発症した患者です。ここで、TMS-007(JX10)の静脈内投与が行われ、その有効性と安全性が評価されます。

試験は世界20カ国以上、150以上の医療施設で実施される予定で、登録される被験者数は約740名とのこと。試験は2つのパートに分かれており、Part1では240名の被験者に対する用量探索が行われ、Part2では500名の被験者に対してPart1で選定された用量の効果が確認されます。基準となる評価項目は、90日後のmodified Rankin Scale(mRS)による機能的自立度の評価です。

TMS-007(JX10)の特長



TMS-007(JX10)は急性脳梗塞の治療薬候補として、血栓溶解作用と抗炎症作用を持っています。急性脳梗塞の治療において重要なのは、できるだけ早く血流を再開させることです。現在の標準治療では発症後4.5時間以内の投与が必要とされていますが、TMS-007(JX10)はこの時間を延長し、より多くの患者さんに治療の機会を提供できる可能性があります。

既に行われた前期第2相臨床試験では、TMS-007(JX10)を投与された患者が、90日後のmRSにおいてプラセボ群と比較して有意に良好な結果を示しました。また、血管造影でもプラセボ群より血管再開通が高い傾向が見られ、治療の有効性が示されています。

株式会社ティムスの取り組み



株式会社ティムスは、未解決の医療ニーズに応える革新的医薬品の研究開発に注力しているバイオ医薬品企業です。研究開発には、真菌由来の低分子化合物ファミリーSMTPsが含まれ、急性脳梗塞の治療薬候補であるTMS-007(JX10)もその一つです。 さらに、高血圧や急性腎障害、脊髄損傷など、アンメット・メディカル・ニーズのある疾患への治療薬パイプラインも有しています。

ティムスは、「アカデミアとの連携を通じて新たな医薬品を生み出し、世界の市場に導入する架け橋となること」を目指し続けています。詳細は、株式会社ティムスのウェブサイトをご覧ください。


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会社情報

会社名
株式会社ティムス
住所
東京都府中市府中町1丁目9番地京王府中1丁目ビル 11 階
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