ジンベエザメの健康管理
2026-04-03 17:34:13

沖縄美ら島財団とaiwellが進めるジンベエザメ健康管理の最前線

沖縄美ら島財団とaiwellが進めるジンベエザメ健康管理の最前線



沖縄美ら島財団が住友商事北海道株式会社、およびaiwell株式会社との連携のもと、ジンベエザメやナンヨウマンタの健康状態を科学的に把握するための共同研究を開始しました。このプロジェクトは、2026年に向けて進められ、AIを用いた新たな技術が導入されることで、持続可能な水族館運営を目指しています。

研究の背景


沖縄美ら島財団は、海洋生物に特化した研究機関として、これまでも独自の血液検査に基づく健康評価を行ってきました。しかし、ジンベエザメやナンヨウマンタなどの軟骨魚類は、哺乳類や一般の魚類とは生理学的特性が異なるため、より高度な健康管理が求められています。そこで、これまでの健康評価をさらに洗練させるため、aiwell株式会社の提供する「aiwell IPA」という新たなプラットフォームを活用することが決まりました。

研究の具体的内容


この共同研究は、以下のようないくつかの重要な取り組みに焦点を当てています。
1. 血漿タンパク質の網羅的データ取得: 軟骨魚類の血漿(血液成分)を対象に、二次元電気泳動および質量分析により、血液中のタンパク質を広範に解析します。
2. 健康状態の変化の追跡: 健康状態の変化と関連するタンパク質を特定し、具体的なデータに基づいて健康管理を行います。
3. 将来的な診断指標の確立: 得られたデータをもとに、新しい診断指標としての活用および社会実装の可能性についても検討します。

本研究により、これまで以上に客観的に健康状態を評価し、動物福祉の向上につなげられることが期待されています。特に、沖縄美ら海水族館が积み上げてきた長期データ基盤は、動物の健康管理に役立つ貴重な資源となります。

期待される成果


以前の予備研究によって、免疫系や栄養状態に関連する複数のタンパク質の変動が確認されており、本研究はこれらを客観的に評価するための基盤を築くことを目指しています。特に、ジンベエザメやナンヨウマンタ等の採血に基づく健康指標の確立は、水族館や研究機関における健康管理体制の高度化につながるでしょう。

各社の役割


このプロジェクトには、沖縄美ら島財団、aiwell、住友商事北海道がそれぞれ独自の役割を持っています。沖縄美ら島財団は検体採取や解析に関わり、aiwellはタンパク質の網羅解析を担当し、住友商事北海道は市場調査と社会実装戦略の立案を行います。

今後の展望


この研究は、水族館での動物医療や飼育管理技術の進展だけでなく、広く海洋生物の保全にも貢献することが期待されています。「見えない変化を見える化する」技術革新は、未来の海の命を守る重要な基盤となるでしょう。沖縄美ら島財団がこのプロジェクトを通じて、さらなる進展を果たすことを期待しています。

一般財団法人沖縄美ら島財団は、「美らなる島の輝きを御万人(うまんちゅ)へ」を経営理念として掲げ、沖縄の豊かな自然や文化資源を活かした事業を展開しています。今後も、地域共生や生物多様性保全に貢献する研究活動に注力し続けることが期待されています。


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会社情報

会社名
一般財団法人 沖縄美ら島財団
住所
沖縄県国頭郡本部町石川888
電話番号
0980-48-3645

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