広島県竹原市で始まる新たな挑戦:『たけはらDX』
広島県の竹原市が、ReGACY Innovation Groupと共同で実施するアクセラレータープログラム『たけはらDX』が、令和6年度のプログラムをスタートしました。このプログラムは、地域の産業振興とイノベーション創出を目的とし、スタートアップ企業や起業家と地域のプレイヤーとの協働を促進することを狙いとしています。
プログラムの目的とビジョン
『たけはらDX』のビジョンは、「ローカルイノベーションを通じて経済・産業振興に貢献すること」です。このプログラムでは、竹原市が抱える多様な課題に対し、スタートアップの持つ有力な技術やアイデアを活用することで、持続可能な未来を目指します。また、竹原市が「瀬戸内に映える持続可能なまち」として先進的な取り組みを進める中で、地域密着型のイノベーションのモデルケースとなることを目指しています。
今年度の採択事業者
令和6年度には、3つのスタートアップと1つの企業候補チームが選ばれ、各社はそれぞれの事業内容や成果を発表する機会を得ています。特に、選ばれたスタートアップは以下の2つの領域に焦点を当てています。
- - Deep Tech:竹原市を新たな技術の社会実装・研究開発の拠点とすること。
- - Digital Tech:デジタル技術を用いて竹原市の魅力を引き出し、高付加価値な観光体験を提供すること。
キックオフイベントの開催
2023年8月28日には、選ばれたスタートアップと企業候補のメンバー、竹原市の関係者が一堂に会し、キックオフイベントが行われました。この場では各企業が実証事業の目的や計画を発表し、参加者間での交流も促進されました。実際のスタートアップの活動も多くの期待が寄せられています。
今後の展望と支援内容
今後の予定としては、令和7年3月に開催されるDEMO DAYにおいて、実証事業の進捗や成果が発表される予定です。また、ReGACYと一般社団法人ローカルイノベーション協会(LIA)は、以下のような支援を行います。
1.
事業開発アドバイザリ:毎週のメンタリングを通じて事業開発を加速。
2.
ネットワーキングの支援:LIAと竹原市が持つ強固なネットワークにより、協業先とのマッチングを強化。
3.
滞在支援:スタートアップにオフィスと住居を提供し、竹原市での活動を促進。
ReGACY Innovation GroupとLIAについて
ReGACY Innovation Groupは、2022年に設立され、ベンチャー創出やオープンイノベーションによる事業化特化のサービス開発を行っています。また、一般社団法人ローカルイノベーション協会も2022年に設立され、地域の産業振興を目的に様々な活動を展開しています。両者の連携により、竹原市は新たなビジネスチャンスを育て、地域の活性化に繋がることでしょう。
これからの『たけはらDX』の進展に期待が高まります。