農業・漁業体験を通じて学ぶ「シテコベコース」の魅力とは
千葉商科大学との産学連携により、農業・漁業体験が実践的に学べる「シテコベコース」が開講されました。2021年5月からは、オンラインでのワークショップを重ねながら、参加者たちは約5カ月間にわたって企画の立案から運営までを体験します。このプログラムは、地元の新鮮な食材の魅力を伝えることを目的とし、実施される各イベントはSDGsにも配慮された内容となっています。
実践型プログラムの内容
「シテコベコース」では、通常のプログラムと同じように、農業・漁業の体験を重視しています。個々の参加者は、収穫体験や新鮮な食材を味わうことで、五感を使った充実した学びを体感できます。加えて、生産者インタビューを通じたフィールドワークも特徴で、地域の特徴を理解しつつ、実際のイベント内容を盛り込んでいく過程が体験者にとって貴重な学びとなります。
参加者の声
参加者たちは、このコースでの研修を通じて多くのことを学びました。一人の大学生は「一からの作業を通して、イベント開催の難しさを改めて感じた」と話し、良い経験になったと振り返ります。また別の参加者は、「このプロジェクトに参加しなければ得られなかった経験をさせてもらった」と感謝の言葉を述べました。彼らは、それぞれの将来にこの経験を活かすことを期待しているようです。
地元体験プログラムの具体例
2021年11月以降、シテコベは以下のプログラムを実施しました。すでに募集は終了していますが、それぞれのイベントは多様な体験を提供しました。
- - 11/28 地元野菜の収穫体験と地元食材イタリアンランチ
- - 12/5 彩野菜の収穫体験とオリジナル野菜スタンプアート
- - 12/11 カラフル野菜の収穫とスムージーづくり体験
- - 12/18 旬の野菜収穫体験とレインボーピザ作り
一部の参加者は、特に「地元野菜のおいしい食べ方を知りたかった」とのことで、この体験が非常に満足のいくものであったとコメントしています。
シテコベの今後の展望
シテコベは、四季折々の食材を生かした体験企画を年間約30~40件実施しており、最近では団体からの依頼も増えています。また、年間約2000名が参加しており、地域の活性化を目指して邁進しています。現在の主催事業以外にも、シテコベは地域資源を最大限に活用した新たなプログラムの実施を計画しています。
シテコベについて
シテコベとは、横須賀市の方言で「やってみよう!」という意味を持つ言葉です。この名のもと、仲間と共に体験する楽しさを広めていきたいという思いが込められています。地域の魅力を知り、楽しむ機会を提供することで、参加者の学びの場を創出しています。