日本の伝統美を世界へ、Musubu STUDIOがモナコ進出を果たす

Musubu STUDIOのモナコ展開

日本発のサステナブル・ラグジュアリーブランド「Musubu STUDIO」が6月にモナコ公国に進出する運びとなりました。このブランドは、アップサイクルを通じて日本の伝統美を現代的な形で提案し、グローバルな舞台での展開を目指しています。

ブランドの背景と理念

「Musubu」は「結ぶ」という意味を込めたブランド名であり、日本の地方と世界、過去と未来を繋げることを使命としています。これまでの旅を経て、カンヌ国際映画祭でデビューし、次にロイヤルアスコットで特別なお披露目を行いました。特に、ロイヤルアスコットでは、フランスの帽子ブランド「Ada」とのコラボレーションを通じて伝統と現代の融合が評価されました。

モナコでの展示販売開始

2025年8月11日、「MONACO EMU SHOP SAKURA」にて物販がスタート。ここは大公宮殿に近い場所に位置し、日本の優れた製品を紹介する重要な拠点となります。このショップで展開されるコレクションには、日本の伝統的なヴィンテージ帯から制作されたアイテムが多数揃い、特に「ロイヤルブルー」のクラッチバッグが注目を集めています。また、「瀬戸内ブルー」をテーマにしたアクセサリーもラインアップされています。

グローバルな展開に向けて

モナコでの展示販売は、Musubu STUDIOにとって欧州市場への重要な進出ステップです。この立地を活かし、カンヌやニース、さらにはパリやミラノのバイヤーとも商談を進め、世界のラグジュアリー市場での存在感を高めていく計画です。加えて、来年のロイヤルアスコットに向けたオーダーメイド・セットの受注も開始され、顧客の要望に応じて特別なバッグと帽子が制作される予定です。

アップサイクルを通じて持続可能な未来を

Musubu STUDIOの製品は、日本の伝統工芸とアップサイクルを軸にした循環型のものづくりを実践しています。少ない資源で価値ある美を未来に繋げるこの取り組みは、多くの支持を受けています。ブランド創設者である河野友香氏は、海外のラグジュアリーブランドでの経験を活かしながら、日本の美を必要な形で世界に届けることに情熱を注いでいます。

日本の美を持続可能の視点で発信

Musubu STUDIOは、モナコでの活動を基に、さらなるブランドの拡張を見据えています。今後も伝統的な技術や素材に新しい命を吹き込み、国内外での展開を強化していくことでしょう。日本の素晴らしい文化を世界に広めゆくその姿勢は、多くの人々にとって新たなインスピレーションとなるに違いありません。

この取り組みは、単なる商業活動ではなく、文化と理念をもとにした社会的な意義を持つプロジェクトです。Musubu STUDIOが描く未来には、多くの可能性が広がっています。